アドバイザーブログ
家づくり学校 湘南校
2018.11.21
2018.09.11
家づくりの大事なポイント!よく聞く断熱性・気密性とは
住宅の断熱性や気密性ってよく聞くものの、いまいちよく分からない…。どこの住宅会社にいっても当たり前のように出てくるキーワードですが、会社によって断熱・気密への取り組み内容は全く違います。まずはご家族の中でどこまでの断熱・気密性を求めていくのかをまとめていく必要があります。さて今回は、これからの家づくりに考えるべき「断熱性」と「気密性」について、レポートをお届けします。
室内温度差がもたらすお家の危険
まず、皆様は夏場の熱中症や冬場の心筋梗塞・脳梗塞といった症状が、家の室内温度差が原因の可能性でもあるということはご存知でしょうか?最近では住宅の温度差を無くすために、様々な工夫が為された家づくりが行なわれています。リビングだけでなく、寒くなりがちな浴室やトイレにも注意しながら計画していくことが求められています。特に冬場は温暖な気候であっても、暖房を使用する割合が高い地域では熱を逃がさない断熱性と気密性が重要になってきます。
これらの断熱性と気密性を数値で知ることのできる指標があります。
■UA値(外皮平均熱貫流率)
UA値とは簡単に言いますと断熱性能を表す数値。家の内外の温度差を1℃としたとき、建物の内部から外部へ逃げる熱量の合計を外皮(外壁・床・天井・屋根・窓等)の面積で割ったもの。数字が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いということになります。
■C値(隙間相当面積)
気密性能は1㎡に何c㎡の隙間があるかを表すC値という指標で表されます。C値5.0c㎡/㎡であれば、1㎡に5c㎡の穴が開いている状態です。先ほどのUA値は計算で出すことができますが、C値は「気密測定」をしなければ確認できません。また、建物により異なるので、一棟ごとに実測が必要。有資格者の気密測定士が専用測定器で建物の隙間の大きさを測定、その隙間の面積を建物の床面積で割った数値がC値になります。C値の数字が小さいほど気密性が高いということになります。
(気密測定器で測定します)
どこまでの性能が良いか、それを知るには体感が大事
但し、数字だけで性能の良さが決まるわけではありません。その数字の根拠が最も重要になります。その一番の確認方法はご自身で体感してみること。いくら頭で理解していたとしても、身体が一番正直です。ご自身、ご家族にとってどこまでの性能数値が一番心地よいのか、それは体感してみないと分からないと思います。家づくり学校では家づくりの性能はもちろん、予算の考え方や住宅会社(ハウスメーカー、ビルダー、工務店)の違いや特徴、土地探しのポイントなど、家づくり全般についてご相談いただけます。まずは知識を身に付けてから、家づくりを進めませんか?皆様のご来校をお待ちしております。
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