アドバイザーブログ
家づくり学校 松山校
2023.09.11
2019.01.10
家づくり学校 松山校
「住宅過敏症(アレルギー)」の方、多いです!
昨日のブログで 新築のニオイに敏感なR様のお話がありましたが、ご相談に来られる約3割の方が ご家族内で何かしらのアレルギーをお持ちのようです。
・ニオイに敏感で目がチカチカしたり かゆみが出て目が充血する。 ひどくなると頭痛や目まいにおそわれる。新築の家には入れないほど・・・。
・マンション内の湿気がひどく 押入れもカビ臭くお布団も湿っている。「水取りぞうさん」を置くと一晩で湿気で一杯になるほど。最近は咳もよく出る。
アトピーのお子様や花粉症の方が多いのはもう当たり前とも言える状況です。こういう中で住宅の建材・素材には気をつけたいものです・・という事で
今日は漆喰のお話です。
漆喰といえば愛媛に住む私達にもなじみのある素材ですが、松山城や内子町の古い町並みの白壁・・そう これが「漆喰」です。
実はこの「漆喰」たいへんな優れもので、アレルギーをお持ちの方にはぜひお奨めしたい素材なんです!
・優れた調湿効果で結露を削減、そのニオイは清涼感がありイヤなものではありません。
・抗菌作用、防カビ作用があり また室内のホコリを舞い上がらせません。
これはヨーロッパの町並みですが、古くは中世から住宅の外壁に「漆喰」が使われています。当時発生した最悪の疫病「ペスト」でヨーロッパ全土の1/3が死滅し人口が減りました。この「ペスト」を抑えるために人々は家の中外共に「漆喰」を塗ったのが始まりと言われています。
以前、鳥インフルエンザ発生時、消毒にまかれていたのが漆喰の原料の白い粉「消石灰」でしたネ。強いアルカリ性が菌を死滅させるそうです。
・生活臭も吸着すると言われており、私も数多くの漆喰施工のお施主様宅を訪問して来ましたが 実感としてその効果を認めます!
・火にも強く燃えにくい特性があります。・・・お城や蔵にも使われるくらいですから・・・
この 徳島は脇町の古い家並みにある白い壁も漆喰でできており「うだつ」と言います。ご存知の方も多いでしょう・・そう 火事の延焼を防ぐ漆喰の防火壁なんですネ。
というように古くから世界中で住宅の壁材として使われてきた「漆喰」ですから その実績は申し分ありません。
「漆喰」のデメリットと言いますと・・・
・よく使われる外壁材(サイディング)や内装材(ビニールクロス)と比べて割高となりますが、内装の場合常時居る箇所のみ施工するとか、ご予算に応じて工務店さんと相談すると良いでしょう。
外壁を漆喰でと希望する場合、メンテナンスに長けた工務店さんに依頼するのが大切です。漆喰を丁寧に施工できる会社も少なくなっていますから。また、工期も左官職人さんの施工になりますから、通常より2週間くらい余分にかかると思われます。外壁の場合は特に天候にも左右されます。
今日はアレルギーの方にはお奨めしたい「漆喰」のお話でしたが、住宅の計画をしつつも何かしらのアレルギーでお困りの方、ぜひ「家づくり学校」にお越し下さい。今までの経験を踏まえて精一杯アドバイスさせて頂きますよ!
家づくりに関する疑問や質問はどんなことでも「家づくり学校 松山校」へ!皆様のご来校を心よりお待ちしております。
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