アドバイザーブログ
家づくり学校 松山校
2023.09.11
2018.08.27
家づくり学校 松山校
手刻みのできる大工さんの住宅、体感ツアー
家づくり学校 松山校がお客様で一杯になりました。今週日曜日は「手刻みの出来る大工棟梁の建てた住宅の体感バスツアー」と題してセミナー&体感ツアーを開催しました!ご来場の皆さん、何を熱心に見ているかと言いますと・・・
梁と柱の接合部の施工の様子です。
通常の接合部は金物に鉄のピンで合わせますが、この工務店さんは接合の交差部を木の「ほぞ」と「さね」であわせ、鉄のピンの代わりに2センチ角の堅材(込み栓)を正に打ち込んでいるところです。
木槌のカーン・カーンという音が心地よく響き渡ります。めったに目にしない作業に皆さん興味深々です。棟梁曰く「鉄より木を使った込み栓のほうが粘りがって強いんですよ」ときっぱり。
コンピュータで正確に、そしてスピーディーに製材する「プレカット」全盛の今でも、職人さんの技術によって接合部を加工する(手刻み)を見学すると、日本建築の緻密さと日本人の英知を感じとることができます。
午後からは、その工務店さんが手がけた住宅を見学しました!外観のデザインはシンプルな中にも深い軒をとった、日本建築本来の普遍的な落ち着きを感じさせるものでした。
玄関の正面に見えるパーテーションは、内子五十崎の名産「天神和紙」を使った一点もの。写真では分かりづらいですが、桟の細工も細かく丁寧に造られています。床・天井は楢材を使用し、壁は珪藻土で施工されていて、ととにかく目に映るものがすべて優しいのです!
杉材の梁の交差部も寸分の隙も見えず整然と施工がなされています。
「無垢材の使用が多すぎると返って生活に落ち着きがなくなる」と当初言われていたS様。この住宅に限っては「全然違和感なく落ち着きます、それぞれの無垢材が調和している感じで、やはり使い方次第なんですね」と感心しきりでした。
「家づくり学校」で家づくりで大切なことを学び、その答え合わせに行くのが「体感バスツアー」です。今回は前回のブログでご紹介した職人集団の「タイケン」さんの体感バスツアーでした。
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とは?
「家づくり学校」は家づくりを考えるあなたのための学び舎。家づくりの基本的な知識を身につけ、 実際に建物を体感することにより、自分にぴったりの家づくりパートナーを見つけていただくサービスです。
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