アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2021.08.19
今井 園美
【家づくりお金の失敗】建物と土地以外の費用を考えていなかった!!!
国土交通省の「令和2年度・住宅市場状況調査」によると、家を建てるための平均費用は、土地付きの注文住宅の場合で4,294万円。年々、高くなっているようです。
例えば、
土地を購入しての注文住宅の総予算を4,000万円と考えた場合、
建物予算が、2,500万円
土地予算が、1,500万円
こんなイメージではないですか?
ですが、、
建物と土地の費用だけで家づくりはできません。建物や土地代金以外にどんなお金が必要なのか、チェックしておきましょう!!
⭐建物建築に必要な費用の内訳
建物本体の工事費→建築総額の約70%
付帯工事費→本体工事費の約20%
ここまでが建物工事請負契約書に書かれている家の建築費用です。
それ以外に請負契約書に含まれない「諸費用」が、総額の約10%かかってきます。
✅諸費用
・登記費用
・住宅ローン手続き費用
・つなぎ融資費用
・税金
・印紙代
・火災保険料
・家具・カーテン
・式祭典(地鎮祭・上棟式)費用
・引っ越し費用
・近隣への挨拶時の手土産代など
⭐消費税
土地代金・税金には消費税はかかりませんが、それ以外には消費税10%がかかってきます。
ざっくりとした試算にはなりますが、建物の総予算を2,500万円で検討するなら内訳は?
本体価格:1,700万円
付帯工事費:340万円
合計2,040万円、ここまでが家の価格
それに加えて、
諸費用 :200万円
そして消費税10%:220万円が加わって、
建物新築に必要な費用は、2,460万円
こんな感じになります。建物の総予算を2,500万円と考えるなら、建物自体の価格は約2,000万円ほどということになります。
建物予算が2,500万円だから、2,500万円の建物が建つと考えられている方は多いのですが、残念ながらそういうわけにはいかないということです?
⭐土地購入に必要な費用の内訳
土地代金+諸費用(土地代金の約5%)
✅諸費用
・仲介手数料
・登記費用
・印紙代
・固定資産税清算金など税金
その他、土地の状態によってかかってくる付帯工事費・諸費用もあります。
・家の解体費用
・インフラ整備費用
・地盤改良・地盤補強費
・造成費用など
土地の購入価格が1,500万円だった場合、土地代金に消費税はかかりませんが、登記費用等の諸費用は必要となってきます。(諸費用の中には消費税がかかってくるものもあります)
土地代1,500万円+諸費用75万円
つまり土地購入に必要な費用は、1,575万円
建物:2,460万円+土地:1,575万円=合計:4,035万円
ちょっとだけオーバーしちゃいました?
✅住宅ローンを利用して購入を検討するのなら、住宅ローンは最大3,540万円まで!!つまり建物価格2,040万円+土地代金1,500万円の合計金額までが借入限度額と考えていただきたいと思います。
⭐重要⭐
「諸費用」は現金で用意が鉄則!
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家づくり学校について詳しく見るこの記事を書いたアドバイザー
子どもたちの教育資金に苦労した経験からファイナンシャルプランナーに興味を持ち、2010年に2級FP技能士、2013年に住宅ローンアドバイザーの資格を取得。暮らしのお金に関する相談業務を中心に活動してきました。得意分野は「住宅ローン」と「家計の見直し」です。2017年から家づくり学校にて、FP資格を生かした家づくりアドバイザーとしてお客様の家づくりをサポートしています。続きを読む
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