アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2022.01.22
今井 園美
深夜に地震発生!
本日午前1時頃、日向灘でマグニチュード6.6の地震がありましたね。大分県や宮崎県では震度5強の揺れを観測したとのこと。
被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
今回の地震の震源域は、南海トラフ巨大地震の想定震源域とのこと。ただ、巨大地震との関連について検討する「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の対象外ではあると発表されていました。とは言っても、やはりとても心配ですよね。
家づくりにおいて「地震に強い家」は重要なキーワードです。
地震に強い家とは?
巨大地震がきても倒れたり傾いたりしない、無傷なままでいられる家
そんな地震に強い家を建てるために大切なポイントを3つお伝えします。
✅建物の耐震性
耐震等級3は必須!
「耐震等級3」と言っても、それだけでは安心とは言えません。
構造計算が重要!
耐震等級3を取得する際には、構造の検討が必要になります。その計算方法には「壁量計算」と「許容応力度計算」があります。
「壁量計算」は構造計算ではなく簡易計算です。耐震等級3を取る際には「許容応力度計算」が実施されていることが大切
※ただし、許容応力度計算は壁量計算に比べると時間と費用がかかります。
✅強い地盤
いくら地震に強い家であっても軟弱な地盤の上に建てられた家では安心とは言えません。
地盤を確認するためには「ハザードマップ」をチェック
緩い地盤に家を建てる場合は専門的な地質調査と地盤改良を依頼することが大切です。
✅地震に強い家であり続ける
そして最も重要なのが、30年後、50年後でも地震に強い家であり続けることです。せっかく、耐震性を高めた家を建てたとしても、その状態がずっと継続されないのでは不安は拭えません。
地震で倒壊しやすい家とは?
シロアリ被害がある
窓が多い
壁が極端に少ない
屋根が重い
などなど、いろいろな条件が言われています。
中でも、シロアリ被害によって建物の強度が下がると倒壊する危険性は上がります。
シロアリ被害を防ぐには、新築当初のシロアリ対策だけでなく、壁の中の湿気や結露の発生を防止できる造りの建物にすることです。壁の中の結露は、シロアリだけでなく木の柱を腐らせる原因にもなりえます。
時間が経過しても地震に強い家であり続けるためには、壁の中に結露を起こさない家づくりが大切になってきます。
もちろんこれら以外にも、地震に強い家にするためには、制震・免震などたくさんの対策があります。「地震に強い安心・安全な家づくりをしていただきたい!」改めて今朝の地震のニュースを見ながら強く思いました。
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子どもたちの教育資金に苦労した経験からファイナンシャルプランナーに興味を持ち、2010年に2級FP技能士、2013年に住宅ローンアドバイザーの資格を取得。暮らしのお金に関する相談業務を中心に活動してきました。得意分野は「住宅ローン」と「家計の見直し」です。2017年から家づくり学校にて、FP資格を生かした家づくりアドバイザーとしてお客様の家づくりをサポートしています。続きを読む
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