アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2020.04.15
伊藤 凪穂
気密性が高いおうちのメリット・デメリット
気温も湿度も丁度よい最高の季節!春!…お出かけできないのが寂しいですね。
こんな季節はむしろ風を家の中にお招きしたいのですが、ちょっと時間が経てばすぐにジメジメの季節がやってきます。そんなジメジメの季節でも快適に過ごすために大切な要素が「気密」です。気密が整った家にしてあげるとエアコンが効率的に部屋中に効き、快適に過ごすことができます✨
そんな「気密」のメリット・デメリットを見ていきましょう!
メリット
①冬暖かく、夏涼しい家
家全体が魔法瓶のようなイメージになるので、室内の熱が外に出ていかず冬暖かく、夏は涼しい環境を手に入れることができます。通常の家はハガキ2枚分の隙間があるって考えると結構家の中の熱って外に出ているのです!!
②家が腐りにくくなる
気密が整っていると壁の中が結露しにくくなります。結露はカビを引き起こすので、カビは……そう、木を腐らせます。結露を引き起こさないというだけで家の耐久性はグンッとあがります!
③健康に繋がる
これも結露が関わってきます。結露がカビを引き起こし、カビはダニを連れてきます。ダニの死骸やフンがハウスダストになって日頃吸い続けてしまうとアレルギーや気管支喘息に繋がりかねません。
デメリット
①乾燥が気になる
エアコン1台ですむからならではの悩みといえるかもしれません。寒い家だと石油ストーブなどを使うおうちが多く、そうなると部屋内に水分が発生していくのですがエアコンだけだと限界があります。ただでさえ乾燥した空気を暖かい室内に入れてより乾燥させてしまうので加湿器や自然素材などの対策が欠かせません。
②音が気になるという人も
エアコンが家中に届くように、ドアやクローゼットの扉など床につかないようにしている場合が多いです。イメージとしては、ブドウみたいに各部屋をわけるのではなく、リンゴのように家全体をひとつのものにする感じ。部屋は快適になるのですが、1階のテレビの音が2階に響くなど気になる人は気になるかもしれません…。
③初期コストがかかる
気密性を整えるためには職人さんの技術力はもちろん、穴を埋めるために断熱材をたっぷりと使用したり、気密テープをびっしりと貼っているためコストがかかってきます。建築費用は上がるのですが、そのぶんランニングコスト(光熱費やメンテナンス費)がかからなくなるので結局は通常の家と変わらないもしくはよりお得になるケースがほとんどです。
ぜひ高性能住宅を考えるときの参考にしてください♪
家づくりにおいて何を重要視するのか、整理するのが家づくりの第一歩です!
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