アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2019.11.24
2019.11.22
伊藤 凪穂
軒のある暮らし【メリット・デメリット】
軒にどんなイメージを持っていますか?軒とは外壁や窓より出っ張っている屋根を指します。
大学生では建築と無縁の勉強をしていた私ですが、そういえば大学の建築設計がいかに素晴らしいかを説明する係なんぞしてたなあと思い出しました。
いろいろ説明することはありましたが、その中でも強調していたのが「洋と和のデザインの融合」です。ヨーロッパ、特に南欧はあんまり軒が長くありませんが、日本家屋は深~い軒が印象的です。そんな深い軒に感銘を受けたヨーロッパの建築家さんがベースは洋風ながらも軒を取り入れたり庇も取り入れてみたり……したとか…なんとか…(;’∀’)
軒は思い描いているデザインと違うという方もいらっしゃるかと思いますが、昔から受け継がれてきたデザインには理由があるということで、軒があることのメリットを中心に、デメリットも考えていきたいと思います。
写真:大塚工務店さん
軒のメリット
★日差しの調整ができる
夏、日光がダイレクトに家の中に入ってくると家の中が灼熱地獄になってしまいますが、軒で日差しをガード(日射遮蔽)してくれると家の中は木陰のような涼しさを感じることができます。夏と冬では日射角度が違うことを活かして、冬の低い日射角度だったら部屋の中に日差しが行き届くなんてことも設計次第でできちゃいます。
★外壁が守られる
軒が深いほど傘の大きさが増す、そんなイメージでしょうか!雨が直接壁にあたる機会が減りますので外壁が守られます。
軒のデメリット
★土地が狭いと居住面積も狭くせざるを得ない
軒は外壁より出っ張ったところなので、限られた面積しかない中で軒の長さを確保しようと思うと居住スペースを削る必要があります。
★コストアップ
シンプルなBOX型の家に比べて材料費は勿論ですが、職人さんの手間賃も大きく変わってきます。A社とB社、使っている建材はほとんど変わらないのになんでこんなに価格が違うの~?!と見積もりを見て思ったならば、もしかしたらこういった設計面に違いの差が表れているかもしれません。
日本の古くからのデザインさすがやん…!という気持ちはありながら、日本の住宅性能は欧米に比べて何十年も遅れています。。断熱材が導入されだしたのも実はここ30年くらいの話!現代はエアコンという文明の利器もありますから、進歩した技術を使いつつ今の日本にあった家づくりを目指していただけたらと思います。
今の日本の住宅施策なども抑えるとよりGoodですね✨ 家づくり学校に来たら全てお伝えしますよ。
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