アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.08.17
2018.10.12
家づくり学校 福山校
注文住宅 収納の上手なプランの考え方
家づくりを進める上で考えていく要望。必要な部屋数、広さや仕上がりのデザインなど、思いつくところから上げていくとこんなお話を良くお聞きします。
「物が沢山あるから、大きな収納を沢山欲しい!」
ところが収納量を確保していくとどんどんお家が大きくなり、今度は建築費用や予算とのバランスに悩む事態に。間取りプランを考える時の収納計画の組み方を知ることで合理的に本当に必要な収納量を確保していくコツを今日はお伝えします♪
収納スペース、広さの基準はどれくらい?
お家の床面積に対する収納面積の割合を「収納率」と言います。マンションではこの収納率は8%、一戸建て住宅なら12~15%が望ましいとされているようです。
例えば床面積70㎡~80㎡(21.1坪~24.2坪)程度のマンションなら5.6㎡~6.4㎡(1.68坪~1.93坪)くらい。畳に直すと1坪約2畳分なので約3.4畳~3.9畳分くらいが収納というイメージですね(^^)
戸建て住宅はというと、例えば備後エリアでは床面積100㎡~120㎡(30坪~36坪)くらいが平均的なお家の建築面積となっています。床面積116㎡(35坪)のお家ならその内収納の広さは13.9㎡~17.4㎡(4.2坪~5.2坪)くらいが目安です。これも畳に直せば8.4畳~10.4畳分くらいが収納、というイメージですね!
そして参考までに。
NPO住まいづくり支援センターさんの資料では収納の広さで約80%の方が総面積9帖(4.5坪)程度で満足しているそうです。
収納率より「収納計画」!
ところが上記の目安通りの収納スペースは確保してあるのに、片付けられないお家があったり、不安だからと上記以上に沢山収納スペースが確保してあったりするプランもしばしば。
実は重要なのは収納の広さや多さではありません。片付かないのはその空間で使う物を片付けられるちょうどいい収納がないから。
また出し入れしにくければ片付けるのも億劫になってしまったり、逆に入れっぱなしになってしまうこともあります。
「物が沢山あるから大きな収納を!」という発想ではなく、「どこに、どんな収納が必要か」で考えていくことが大切という訳ですね(^^)
「見せる収納」というのも一時期流行りましたが、大切なのは毎日の生活の中で自分が使いやすいかです。自分たちは見せる収納が使いやすいのか、隠す収納の方が良いのかといったような、どんな収納が必要なのか、その部屋では何を片付けるようにしたいのか、こういったところを考えていくことから収納計画はスタートします。下記のポイントを押さえつつ、今手元にあるプランや自分たちの要望をもう一度確認してみてくださいね!
収納計画 チェックポイント
□使う場所でしまえるように収納を確保できているか
□しまう物に対応した広さ・高さがあるか
□出し入れの頻度に適した収納方法になっているか
□よく使う物をすぐ取り出すことができるか
□自分が片付けしやすいと感じられるか(扉あり、扉なしのどちらが良いかなど)
□オフシーズンの品を片付ける必要があるか、片付けるならどこにどのように収納していきたいか
「とりあえず作っておけば」の収納ではしまえる分、返って不要なものがどんどんお家に溜まってしまう事態にも。大きな収納を作ったり、数を多く設けたりしても出し入れが面倒など抵抗感を感じると活用できないもの。自分が使いやすい収納を必要な場所に設けましょう!
「この部屋の収納には何を片付けたいか」を具体化しながら、合理的に考えていくと、家づくりの要望と予算のバランスもとりやすくなるのではないでしょうか(^^)
そうは言いつつ、私も片付けられないので割りと収納が欲しいタイプなんですけどね・・・^^;
「片付けができないんです・・・」と高松校の今井アドバイザーに相談したところ色々教えて頂き、最終的には「不要なものを捨てなさい^^」と言われたばかりです。収納計画を考えるだけでなく、不要なものの整理も大事だと痛感しました!
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