アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2024.06.22
2024.06.26
杉岡 彩香
丁寧な施工が住宅性能の基本!構造現場を見学してきました
先日、北海道生まれの高性能な健康住宅「ファースの家」を手掛ける、開原工務店さんの建築途中の構造現場を見学させていただきました。
「ファースの家」では、内外ダブル断熱による高気密・高断熱の快適な温熱環境に加え、壁体内の空気循環システムや専用調湿材「ファースシリカ」を床下に採用することによって、健康にも優しい家づくりをされています。
お邪魔したタイミングが真昼間だったので、「さぞ暑いだろうな…」と思いながらまず2階へ上がらせていただくと、その涼しさに驚きました。高気密・高断熱の家は、暑さ寒さ関係なく働かれている大工さんにとってもありがたいようで、「他の現場にはもういけない…」と言われる方もいるそうです笑
断熱施工がちょうど終了した段階でした。2階建ての吹き抜けがあるお家です。
ダブル断熱で、壁の内側には「エアクララ」いう現場発泡の吹き付け断熱が施されています。東京の専門業者さんによる、厚さ30mmのムラのない丁寧な施工です。内からは見えませんが、外側にはボードタイプの断熱材が貼られています。
熱の出入り口である窓は「エクセルシャノン」を採用されており、ここでも性能へのこだわりを感じます。
筋交いの部分もとても綺麗ですね!
こちらの写真で見えているのが小屋裏部分。ここにエアコンを1台設置して、全館空調をします。小屋裏の空気をダクトで床下まで持って行き、その空気を壁体内の通気層を通して各部屋に循環させるため、家全体がほぼ一定の最適温度に保たれ、さらに快適になります。輻射熱を利用するため、エアコンの風が直接身体に当たることなく快適になり、喜ばれる方も多いようです。
さらにその快適さの秘密は、床下全体に敷き詰められている「ファースシリカ」です。見た目は粗目の塩みたいな(?)感じなのですが、これがすごいんです。天然の自然素材であるシリカゲルを改良したもので、住宅内の湿度が高くなるとその水分を吸着し、逆に低くなると放出して、半永久的にその効果は変わらないとのことです。その他、調湿効果だけでなく、ホルムアルデヒドなどの化学物質や汚染した空気にも効果があるため、家中きれいな空気が行き渡るのも嬉しいですね♪
建物を体感・見学するときに、どうしても完成した状態の綺麗な家を見ることが多いですが、建築途中の構造現場も積極的に見ることで、施工の丁寧さや現場の雰囲気が分かったり、構造への理解も深まります。
暑い夏こそ、ぜひ行ってみてください!
昨年の夏にお邪魔した、開原工務店さんの完成物件のレポートはこちら↓
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