アドバイザーブログ
2025.04.24
2025.04.28
門田 章
「新築の匂い」の正体&「匂いに敏感な人」が選ぶべき家づくりとは?
「なんだかこの家、古くさい匂いがするな…」
私たちは無意識のうちに「匂い」で住宅の新しさや古さを判断していることがあります。特に中古物件を見学した際、鼻を突くような匂いが気になった経験がある方もいるのではないでしょうか?
古い住宅では長年の湿気やカビなどが原因で、独特の「かび臭さ」を感じることが少なくありません。一方、新築の住宅に入った時に感じる、ツンとした独特の匂い。これは壁や床、建具などに使われる新建材から放出される化学物質などが混ざった、いわゆる「新築の匂い」です。
しかし、最近では新築にもかかわらず、あの特有の「新築の匂い」をあまり感じない住宅があることをご存知ですか?
自然素材だけじゃない?「新築の匂い」が少ないお家の秘密
「自然素材」をふんだんに使用した住宅であれば、「新築の匂い」が少ないのは想像に難くありません。木材や漆喰、珪藻土などの自然素材は化学物質の放散量が少ないため、匂いが気になりにくいです。
※イメージ
ところが最近では新建材を少なからず使用しているにも関わらず、「新築の匂い」をほとんど感じない住宅も存在します。その鍵を握るのが「高断熱・高気密」な「高性能住宅」です!
「高気密」が「新築の匂い」を解消する?そのメカニズム
なぜ「高断熱・高気密」な住宅だと「新築の匂い」がしにくいのでしょうか? その理由は計画的な「24時間換気」がしっかり機能することにあります。
住宅は建築基準法において「2時間で室内の空気を全て入れ替える」ことが努力義務として定められています。ただ、この基準を達成するためには住宅の「気密性」が非常に重要になります!!
※「気密性」がしっかり取れてはじめて「24時間換気」が実現できます!
気密性が低いスカスカの住宅では換気システムを稼働させても計画通りに室内の空気が排出されず、壁や窓の隙間から外気が入り込んでしまいます。これでは室内にこもった「新築の匂い」を効率的に排出することはできません。
一方、C値(相当隙間面積)が1.0以下といった高い気密性を誇る「高気密住宅」であれば、換気システムが計画通り動作します。室内の汚れた空気や化学物質を排出し、新鮮な空気を効果的に取り込むことができます。
※C値(相当隙間面積)は「気密測定」を行うことで数値化できます。
つまり「高気密」な住宅であればこそ24時間換気がその性能を最大限に発揮し、「新築の匂い」の原因となる物質を効率よく屋外に排出してくれる…ということなのです。
匂いに敏感なあなたへおすすめしたい「高性能住宅」という選択
もしあなたが新築の独特な匂いに敏感で、家づくりにおいて室内の空気環境を重視したいとお考えなら、迷わず「高性能住宅」を検討することをおすすめします。
※大切なネコちゃんとも年中快適に過ごすことができる「高断熱・高気密」の高性能住宅
「高断熱・高気密」な住宅は一年を通して快適な室温を保ち、光熱費を抑えるといったメリットだけでなく、健康的な住環境を実現する上でも非常に重要な要素となります。計画的な換気によって、アレルギーの原因となるハウスダストやカビの胞子、そして気になる「新築の匂い」を効率的に除去してくれるからです。
※自然素材をふんだんに使った上に「高断熱・高気密」な高性能住宅
住宅は家族が長く安心して暮らすための大切な場所です。目に見えない「空気」の質にもこだわり、本当に快適な住まいを手に入れてください!!
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