アドバイザーブログ
家づくり学校 湘南校
2019.11.26
岡 紀江
【要チェック!】その土地、建て替えができないかもしれません!
ご実家を建て替えよう、古家付の土地を購入して建て替えよう、そんな計画を膨らませている方もいらっしゃると思います。でも、「建て替えができない土地」があるのをご存知でしょうか?
実は、以前は家を建てることができた土地でも、今現在の法律に則ると新築ができない「再建築不可物件」というものが存在するんです。
たとえば・・・
土地が接している道路の幅が足りないケース
今の建築基準法では、家を建てるためにはその土地が「道幅4m以上」の道路に対して「2m以上」接していないといけない(※かなり奥まっている旗竿地の場合は3m以上の決まりがある場合も)、という接道義務が定められていますが、昔の道路ではそもそも道幅が4mに満たなかったり、土地が接している部分が2m未満だったり、ということが多く見られます。
家が崖の近くに建っているケース
崖崩れに家が巻き込まれたり、崩れた土砂によって家が壊れてしまったり、というリスクを避けるために、現在の規制では崖から一定の距離をおかないと家を建てられない、という決まりがあります。
このような、最建築不可の物件については、リフォームやリノベーションを行うか、再建築可能になるように画策するかしかありません。具体的には、接道が足りない場合は、不足分の土地をお隣の土地から少し売却してもらえないかを交渉したり、崖を舗装したり・・・いずれにしても、思わぬ労力と多大な出費が必要になってしまいます。
新築プランをみっちり立てて気分が盛り上がっているところに、「建て替えができない」という事実を突きつけられるのはなかなかショックなことです。場合によっては計画が全く白紙に戻ってしまい、どうすればいいのか途方にくれてしまう、なんてことも。
また、いざ土地の契約を終えたあとに、実は建て替えられない・・・ということも絶対に避けたいですよね。
だからこそ、ご実家に土地がある場合も、新たに土地を購入する場合も、まずは信頼できるプロに相談することが不可欠!!
補足ですが、「今後、実家の土地を売却する予定がある」という方も、不用意に今建っているお家を解体してしまわないように要注意です!!更地にしてしまったことで、宅地としては価値のない、ただの広い土地になってしまうかも。。。。
こちらも、信頼できるプロにしっかり相談することが重要ですね!
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