アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2021.10.27
伊藤 凪穂
【木造住宅】準防火地域とは?どんな制限があるの?
「準防火地域」とは、都市計画によって定められた、火災を防止・抑制するためにより厳重な制限が設けられた地域を指します。防火において一番厳しい地域が「防火地域」、次いで「準防火地域」、あるいは「法22条区域」なんてものもありますが…今回はその中でも「準防火地域」にかかる制限に触れていきます。
建て方によって基準が変わってくるのですが、マイホームを検討するにあたって一番オーソドックスな「木造」に焦点をあてて、法令をみていこうと思います。
エリアはどこで見る?
「○○市 準防火地域」などの検索ワードでヒットするかと思います。
神戸市は『神戸市情報マップ』(https://kobecity.maps.arcgis.com/home/index.html)のサイトから確認することができます。
▲垂水駅周辺(濃いピンクが「防火地域」で薄いピンクが「準防火地域」)
家づくり学校がある勝見ビルは日向2丁目にあるので「防火地域」にあたります。
「防火地域」に建てられるのは基本的には鉄筋コンクリート造です。写真は勝見ビルの実際の窓ガラスですが、このような防火ガラスを使った耐火建築物として建てられています。
そして、「準防火地域」での木造住宅の場合、延焼のおそれのある部分の外壁、軒裏、外壁開口部を防火構造にしてあげる必要があります。
しっかりと規定の時間防火できているか実験して、その性能が確認できたものだけが防火構造に使える建材として認められます。使う建材はもちろんのこと、表面(目に見える外壁の面)だけではなく、施工の仕方も含めて「この建て方だったらOK」という認め方になります。
防火地域や準防火地域での家づくりは大変…という工務店さんの声もたまに耳にしますが、それも納得です。留意しないといけない事項が山盛りです?それに、選べる建材に制限が生まれますから、しっかりと施主様に条件をお伝えしていかなければなりません。
上記の図をみると分かりますが、防火地域や準防火地域は駅前に集中することがほとんどです。土地探しをする際は、ご近所さんの様子やお店や学校との距離感、街の雰囲気など目に見える周りの環境が一番大事な要素ですが、目に見えない、このような地域指定や災害ハザードマップなどの要素も含めてご検討いたたけたらと思います。
家づくり学校ではこのような家づくりに関する情報をお伝えしています。今回は少しマニアックな内容でしたが、「住宅会社の見極め方 違いと価格ズバリわかります!」では、耐震や断熱など基礎的な情報を広くお話します!
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