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2020.11.23

【家づくり相談】建築基準法規制で家が建てられない！？出来る方法を探しましょう

湘南校

アドバイザー日誌

実家を解体して建替えしたいと先月末にお越しいただいたお客様。親所有の土地＋建物を活用して、建替えを検討しているお客様のご相談を受けることは多いです。そこで、一つ注意していただきたいのが、建替えしようとしているお家の立地状況。もしかすると法規制により、お家が建てられない…といったことがあります。今回のお客様もこの法規制の接道義務により、建替えできない可能性がありました。

接道義務とは

土地にお家を建てる場合は、建築基準法に定められた道路に2メートル以上接していなければならないという決まりがあり、この決まりを「接道義務」といいます。また、建築基準法に定められた道路は原則、幅員（道路の幅）が4メートルとなっていますが、接道が4メートル未満の場合は、「セットバック」をしなければなりません。

※セットバックとは、道路と敷地の境界線を道路の中心線から2メートルの位置まで後退させることで、幅員4メートルを確保すること

お客様が建替えしようとしている土地はまさしく、この接道義務を満たしていない土地であり、今のままでは単純にお家を解体して建てることができない状況です。このことを「再建築不可」といいます。

しかし、建築基準法が施行される前から存在する道は、幅員が4メートル未満のものも少なくないです。その場合は、特定行政庁が指定したものであれば道路とみなし、中心線から2メートル後退した位置を敷地と道との境界線とします。このような道路は建築基準法42条第2項に定められていることから、「2項道路」と呼ばれています。

諦めずに方法をみつけていきましょう

この建物は再建築不可だから、建替えは出来ない…と決めつける前に何かできる方法を探してみると解決案が見つかるかもしれません。こちらのお客様のお家は接道義務以外にも色々と課題があるお家でして、現在は何社か建物調査をしてもらい、できる方法を模索している段階です。建替えできるのか、それともリノベーションでいくのか、しっかりと判断していきましょうね！私も出来る限り、サポートさせていただきますよー！！