アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2023.07.26
2019.12.13
大日南 俊介
ひょうごで木の家に暮らす!お宅訪問レポート
人と自然が共生する県産木材を使った家づくり
自然素材ならではのあたたかみで住む人を魅了する木の家。一般住宅のほとんどを木造建築が占める日本ですが、大半の住宅会社では外国から輸入された木材を使用しています。国内には家づくりに使われるスギやヒノキが豊な山林が多くあるのもかかわらず・・・です。
そんな中、地元兵庫県産材のスギやヒノキをふんだんに使用した、焼き杉の外観が美しいO様邸へ取材訪問してきましたので、簡易レポートをお届けしたいと思います!
美しい眺望を借景に肌で自然を感じる空間
「私たちが建てたかったのは、みんなが健康で快適に暮らせる、木のよさを実感できる家でした。」とご主人の第一声。室内に一歩踏み込むと木の香りやぬくもりに包まれ、その言葉の意味をよく理解できます。
階段を上りきると、目の前に広がるのはこれまた木の香りと開放感に包まれたフリースペースです。光と風を呼び込む大開口窓は、眺望のよい景色を取り込んだ大きな風景画のように感じます。木の美しさを際立たせるため、光の採り入れ方にも配慮しながら陰影が美しくなるように設計をされたそうです。
「私は生まれも育ちも明石。幼い頃から慣れ親しんだこの地に家を建てるのは、自然なことでした」とご主人。以前からずっと木に囲まれた家での暮らしに憧れていたそうです。
延床面積が約24のコンパクトな2階建てですが、天然木の香り際立つLDKには吹き抜けを設け、2階にいる家族の気配を常に感じられるようにしてコミュニケーションを良好にするとともに、室内の開放感を演出されていました。リビングとダイニングの間には段差を付け、奥行き間を出すことで狭さを感じさせない工夫もされているようです。
LDKでもっとも存在感を放つダイニングテーブルは、奥さまの実家で使われないまま放置されていた年季の入った木材を再利用したものです。その一端にはIHコンロを組み込み、Ⅱ型キッチンにすることで機能性を向上させ、テーブルやシンクは奥さまの身長に合わせた使いやすい高さに調整されており、収納等も含めすべて職人さんの手づくりで設えてありました。
受け継がれてきた知恵と技で、快適な木の住まいを目指す
「この家から毎日活力をもらっています」と大満足のO様ご家族と談笑するのは、この家を手がけた大塚伸二郎社長。大塚社長はプランを考える際に、体に優しい木と自然素材を用いることのほか、家族が一緒にいられる時間にしっかりとコミュニケーションが取れるような間取りになるように心掛けたそうです。
木の家といっても純和風ではなく、現代的なエッセンスを取り込んだ和モダンの住まいのように感じました。家族が集まる一階は、庭に向かって開かれた大きな窓で採光も眺望も格別です。多彩な国産材が使われており、見た目も肌触りも各々個性的ですが、ぶつかり合うことはなく、全体がしっくりと馴染んでいます。「耐久性のもよく考えられた木材なので、子どもたちの成長とともに経年の変化が楽しみです」と語るご主人がとても印象に残っています。
■取材協力:株式会社大塚工務店、O様ご家族
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