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家づくり学校 神戸校
2024.07.20
2023.04.09
朝日 絵里
自宅に屋上、欲しい？メリットとデメリットを要確認！
コロナ禍でお家時間が増え、屋上スペースを希望される方も増えてきました。特に、庭スペースを確保するのが難しい都市部などでは屋上を設けるご家庭も多いです。今回は、屋上スペースを設けることによるメリットやデメリット、注意点をご紹介します。
屋上をつくることのメリット
★眺望が楽しめたり、キャンプが楽しめたりする
屋上スペースで昼寝をして日光浴を楽しんだり、BBQをしたりと、屋上があれば、家に居ながらも非日常的なリゾート気分が味わえます。夏の夜は打ち上げられる花火を楽しんだり、星を眺めながらビールを飲んだり……夢は広がりますね✨
★子供やペットの遊び場に
屋上にドッグランを設けてペットと一緒に遊べたり、プールを置いて子供を遊ばせるなど、遊び場としての用途も満載！街中には広々と遊ばせる場所も少なくなってきている今、道路に飛び出したり不審者に出会ったりといった心配がいらない屋上スペースは親御さんにとっても大きなメリットとなります。
★家庭菜園を楽しむ
ベランダでガーデニングを楽しんでいる方も多いかもしれませんが、屋上スペースを有効活用することで、充実した家庭菜園をつくることができます。お庭がない（もしくは狭い）お家でも緑に触れることができるのは食育にも役立つはず✨
★大きな選択物を干せる
子育て世代では洗濯物の量が多く、布団を干すのも一苦労…。屋上スペースをしっかり壁で囲えば、人目を気にせず洗濯物や布団をのびのび干すことが可能です。
ガスの乾燥機や室内干しもトレンドではありますが、太陽の自然の光で干すのがお好きな方にはオススメ！紫外線による殺菌作用も見込めます。
屋上をつくることのデメリット
★プライバシーの確保が重要
周囲に高い建物がある場合には、プライバシーを確保するのが難しい場合があります。周りから覗かれてしまう環境だと、せっかく屋上を設けても結果的に使わなくなってしまうことも…。そのため、高い立ち上がりの壁を作ったり、オーニングテントなどで視線を遮る工夫が必要になります。しかし、そういった対策をしっかりと行うことで閉塞感が生まれる原因にもなるため、バランスを考えた上で選択することが重要です。
★安全性の確保が必要
特に小さい子どもがいる場合、落下事故を防止するために壁や手すりの高さを十分に取る必要があります。また、踏み台になるような椅子などを置かないように注意する必要もあります。
また、人の落下だけでなく、物の落下に関しても注意しなければなりません。強風による設置物の落下事故が起きないよう、手すりやテントなどの取り付けの定期的な点検や、植木鉢の位置などにも注意が必要です。
★定期的なメンテナンス
一般的に陸屋根の住宅は雨漏りしやすいと言われており、防水工事の維持費がかかることがデメリットの一つとして挙げられます。設計時には排水に気をつける必要があり、日頃から落ち葉や土が排水口に溜まっていないかの確認をしたり、水はけが悪くなっていないかを確認しなければなりません。
せっかく屋上のある家を建てても、普段利用しないと維持費ばかりかかることになってしまいますね。
また、当たり前の話ですが、屋上は紫外線や雨風の影響を直接的に受けてしまうため、屋上にある設置物や物の寿命は比較的短くなってしまいます。物の管理状況についても日々のチェックが大切です。
★意外と使わない？
一番のあるあると言っても良いかもしれないのが、「意外と使わない」ということです。とりあえず憧れで屋上を設けてみたけれど、いざ住み始めてみると意外と使っていないな、という方も少なくありません。
例えば、地域によっては快適に過ごせる日が少ない場合もあります。「夏は蚊も多いし暑いので使わず、冬も雪が積もり寒いので使わない。梅雨時期は勿論使わないし、台風の時期や花粉の時期も外に出たくない…」などと言っていると、使うシーズンが意外とないわけです。
また、屋上への動線を工夫していないと、「BBQしたいと思っていたけど、道具を運ぶのが面倒なので結局していない」などということになるかもしれません。屋上へのアクセス動線もしっかり考えて設計するようにしましょう！
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