アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2024.07.20
2023.04.05
朝日 絵里
小さくコンパクトな家づくりの意外なメリットとは?
「家を建てたい!」と考えている皆様にその理由をお聞きすると、「今住んでいるマンションが手狭で……」と言われることが非常に多いです。せっかくの注文住宅で一軒家を建てるならば、それなりの広さで家づくりをしたいと思われるのは当然のことかもしれません。しかし小さい家にもメリットがあるのはご存知でしょうか?今回は、小さくコンパクトなお家を建てるメリットについてお話します。
①コストが抑えられる
メリットの一つ目は、家の費用が抑えられることです。
家の価格は、広さと仕様(使う素材や工法など)によって決まってきます。マイホームを建てる時の費用の目安である「坪単価」と呼ばれるものがありますが、この「坪単価」×「広さ」によって大まかな価格の目安は見えてきます。(坪単価とは1坪当たりの建築費のことをいいます。ただし、住宅会社によって内訳が異なることなども多くあるので注意は必要です。)
単純に住居面積を抑えることができれば、それだけ使用する建材も少なくなるため、ある程度建築費用を抑えることができます。
また、メンテナンスにかかるコストの削減にもつながります。固定資産税も安くなるため、ランニングコストを抑えることが可能です。
②土地の面積も小さく抑えられる
家の広さを小さく抑えることで、そこまで広い土地でなくても家を建てることができるというメリットがあります。特に都心部などの場合、広い土地を探そうと思うとどうしても駅から離れた場所になってしまいます。土地の広さにこだわらなければ選択肢も増え、希望のエリアで土地が見つかる可能性は高まります。
郊外の広い土地でも、小さい家を建ててゆとりが出た敷地部分はゆったりと駐車場として使ったり、お庭を造ったりするのも良いですよね。
③家族との距離感が縮まる
家族との距離感が縮まり、コミュニケーションが取りやすくなるのも、コンパクトな家づくりの魅力の1つです。家族間に限らず、親族や友達が家に遊びに来た時もコミュニケーションが取りやすくなります。
④掃除がしやすく、老後も安心
家の面積が小さくなるので掃除をしなければならない面積も少なくなります。さらに、部屋同士の距離が短いコンパクトな家は動線も短くなり無駄が省けるため、掃除だけでなく家事の負担も少なくなります。
そして、家はこれから30年、40年、……と住み続ける場所です。もちろん、水回りの配置など、間取りには工夫が必要ですが、家がコンパクトになると室内の移動距離も必然的に短くなるので、老後も暮らしやすくなるというメリットが挙げられます。
本当に必要なものは何か?を考える
ネットにたくさんの情報が溢れている今、SNSやYouTubeを参考にしている方も多いと思います。実際に、お客さんに要望を伺っている中でも「インスタで見たんです!」という声をよく聞きます。しっかり情報収集されるのは素晴らしいことなのですが、あまりにもすべての情報を鵜呑みにしすぎると大きな後悔に繋がってしまうかもしれません。
もちろん、参考になる情報も多いのですが、ご家族によって価値観や暮らし方はバラバラなので、一旦立ち止まって「自分たちにとって本当に必要なものか?」としっかり生活をイメージしてみてください。無駄のない、自分たちにぴったりな唯一無二のお家が完成するはずです。
家づくりの第一歩は何からはじめる?
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