アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2022.11.05
朝日 絵里
光熱費の下げ方は?賢い省エネ住宅のつくり方
今後、ますます値上がりすると言われている光熱費。今回は、家づくりの段階から意識しておきたい、光熱費の下げ方についてお話します。
家づくりを考えるとき、「光熱費のかかり方」をどれくらい意識するでしょうか?
光熱費は今後も高騰すると言われており、特にこれからの冬の季節は、夏と比較して電気代が高くなる傾向にあると言われています。外気温と室温の差が大きいため暖房費用がかかり、日照時間も短いため照明が必要な時間も長くなるからです。実際、家づくりを終え、新居に住み始めたご家族の中にも、「光熱費やメンテナンスコストが高い!とにかくお金がかかる!」と不満を持っている人が非常に多い現状があります。
住み始めてから後悔しない、光熱費を抑えられる家を建てるためには、どのような工夫をすればいいのでしょうか?
オール電化
光熱費を節約するため、オール電化を採用する方法があります。
オール電化とは、その名の通り、家の熱源(調理・電気・給湯・空調など)をすべて電気でまかなうことです。ガス衣類乾燥機「乾太くん」を取り入れたい場合や、IHクッキングヒーターを好まない人は難しいかもしれませんが、夜間時間帯の電気の単価は特に割安です。
省エネ家電への買い替え
古い家電製品は電力の消費が激しいため、たとえ新しい家電と同じ使い方をしていても電気代が高くなってしまう可能性があります。「まだ使えるから…」という気持ちも分かりますが、長期的に考えるなら新しく省エネタイプのものに買い替えてしまった方がお得かもしれません。
省エネ住宅・ZEH
「HEAT20」や「ZEH」という言葉を聞いたことはありませんか?近年は、国交省や経産省、厚労省なども声を上げて住宅の省エネ化を進めています。これから家づくりを進める皆さまは、設計によって光熱費をぐっと下げることが可能ですので、正しい知識を身に着けた上で「省エネ性能」を叶えることをオススメします。
高気密・高断熱の家
ランニングコストを抑えるためには、夏暑くなく、冬寒くない高性能な家を建てる必要があります。「北海道・東北とか、特に寒い地域ではね…」と思われる方も多いかもしれませんが、部屋間の温度差で起こるヒートショックの事故数は、兵庫県は全国2位と、実は非常に多いのです。ちなみに1位は香川県ですが、瀬戸内の暖かい地域だと油断していると、部屋の中は極寒になってしまいます。(今どき、どこの会社で建ててもちゃんとやってくれるでしょう!…と油断せず、是非ご自身の目でしっかり見極めながら住宅会社を選んでください。見極め方も含めて、家づくり学校が第三者目線からしっかりお伝えいたします)
断熱材を正しく丁寧にしっかりと入れ、隙間なく施工するという「断熱・気密性」を叶えることで、一年中快適な室内環境を実現することができます。(断熱性は「Q値」「UA値」といった値で示され、気密性は「C値」という値で示すことができます。具体的な目安数値もセミナーでしっかりお伝えしています。)
効率よく冷暖房が効くため冷暖房費用が抑えられるだけでなく、身体にも優しく快適な住まいづくりができます。理想は、真夏も真冬も、エアコン1台で全部屋心地いい家…。「そんな家できるの?」と思った皆さま、一度家づくり学校にお話を聞きに来てください。
省エネ住宅
家電や車だけでなく、住宅に関しても「省エネ基準」を政府が定め、「長期優良住宅」をはじめとした省エネ住宅への注目が集まっています。国が推奨しているということもあり、税制優遇やローンの優遇制度が充実しているため、分かりやすく金銭的なメリットがあります。
パッシブ設計
家づくりの設計の段階で、省エネ住宅を目指すことも可能です。家の設計と聞いた時、「家のデザイン」や「家事ラクな動線」といったことだけをイメージしていませんか?快適性を保ち、光熱費を削減するためには、住宅のオシャレさだけでなく「通風」や「採光」、「日射遮熱」などを意識しなければなりません。パッシブ設計とは、こういった太陽や風といった自然のエネルギーを上手に活用する設計の手法のことを指します。
例えば、直線に風が通るように設計し、夏は扇風機がなくても涼しい家にしたり、光の入射を計算して窓を取り付け、照明の電気代を抑えたりするなど。また、軒や庇を必要箇所に設け、夏には太陽の熱エネルギーを上手にカットするなどの設計工夫があります。
こういったことを、当たり前にできる会社もあれば、デザインを重視するあまりおざなりにする会社も…。 もちろん結果的に何を選ばれるかはご家族によって自由ですが、知らずして選ぶより、知ってから選ぶ方が後々の後悔は減るに違いありません。
ZEH
ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。いわゆる自給自足する家のことで、太陽光発電により一次エネルギーの収支をゼロにする方法です。省エネ化だけでなく、さらに光熱費を極力抑えたい、またはゼロ以下にしたいという方は、太陽光パネルの搭載を検討してみても良いのではないでしょうか。
賢い消費者になるために
家づくりは分かりにくいことが非常に多く、完全な正解がないので住宅会社によって考え方もバラバラです。そのため、家を建てる自分たちがしっかり軸を持って判断していくことが家づくり成功のカギとなります。正しく知識を持ち、予算と要望をまとめてから会社訪問を始めましょう!
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家づくり学校では、しっかり学んでいただいた後、個別形式で住宅会社のご提案まで行います。一緒に予算立てをした後は、ご家族の要望をお聞かせください。ある程度照準を合わせた上で比較検討すれば、効率良く家づくりを進めることができますよ?
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