アドバイザーブログ
家づくり学校 甲府校
2021.12.26
2021.12.22
【家づくり基礎知識】24時間換気って!?
コロナ渦により注目されている『換気』。新築住宅においては、2003年の改正建築基準法によりホルムアルデヒドなどによるシックハウス症候群を阻止する為『24時間換気システム』の設置が義務付けられています。これは、窓を開けなくても換気設備を使用して強制的に室内の空気を入れ替えるシステムで、家全体の空気を1時間で0.5回以上、つまり家の半分の空気を入れ替えられる設備を設置することが定められています。
Q:24時間換気システムの種類は?
A:換気方式のタイプは大きく分けて3つありますが、住宅で使われているのは『第1種換気』と『第3種換気』です。屋外の空気を室内に取り入れる『給気』と、室内の空気を屋外に排出する『排気』の方法が異なる他、同じ方式でもダクト式とノンダクト式の違いなどもあります。それぞれに設備設置費用や運転にかかる電気代、メンテナンス(掃除や修繕など)の頻度やかかるコストなども異なるので、メリット・デメリットやライフサイクルコストなどを踏まえて考える必要があります。住宅会社ごとに採用する方式がある程度決まっている場合もあるので、説明を事前にしっかりと聞いておきましょう!!
【第1種換気】
給気、排気とも機械で行うので計画性が高いです。排出する空気から熱を回収し、外気を室温に近づけて給気するので、室温が上昇・下降しにくく、冷暖房費用を抑えることが出来ます。
【第2種換気】
給気は機械で行い、排気は排気口から気圧により自然に行います。化学物質やほこりなどが室内に入らない為、衛生的で、クリーンルームや手術室などで導入されています。
【第3種換気】
排気は機械で行い、給気は給気口から自然に行います。排気のみに機械を使うので、第1種換気よりも設置費用や運転費用が安く運転音も静かでメンテナンスが楽です。
換気をする為には『気密性能』が不可欠!!
24時間換気システムを設置していても、気密性能が低いと想定通りの換気ができません。そうなるとダニやカビの胞子、ハウスダスト、ホルムアルデヒドなどの化学物質が室内を漂い続け、大量の水蒸気が流出入することで結露やカビが発生してしまい、住む人の健康にも建物にも悪影響を与えます。しっかりと換気システムの性能を発揮させ、清浄な空気環境を保ち、冷暖房効率を良くする為にも、気密性能を高めることが重要となります!!
お家づくりは、換気や気密性だけでなく施工現場や大工さん、設計士さんなど『人』も大切です。家づくり学校でしっかりとお家についての知識をつけ、賢く楽しくお家づくりをしませんか?お気軽にご相談くださいませ♪
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