外壁・屋根の基礎知識

外壁材はデザイン性を左右する要素です。しかしデザイン以上に重視したいのが性能面。雨風にさらされ傷みやすい部材だから耐久性・耐火性や美しさを保つ耐候性・メンテナンス性は外せません。多くの種類があるので、それぞれの特徴を知り比較検討しましょう。

主な外壁材の特徴

☆窯業系サイディング⇒一般的によく使われる外壁材。セメント室と繊維質が主な原料。耐震性・耐火性・耐候性に優れ、色・柄のバリエーションも豊富。

☆金属系サイディング⇒金属板を用いた外壁材。耐震性・耐熱性に優れる。

☆塗り壁⇒漆喰や樹脂系の塗料で塗って仕上げる外壁材。仕上げ方による独特の風合いが魅力

☆タイル⇒防汚性・耐候性が高く、メンテナンスがあまりかからない外壁材。重厚感・高級感も魅力

最新技術による防汚性もチェック♪

壁の表面に加工を施し、雨で汚れが流れ落ちるのもや、光が当たると光触媒塗料が汚れを分解して雨で洗い流せる壁材もある。いつまでも美しい外壁を保つためにも注目したい。

屋根材の種類は主に4種類

現在、屋根材として主に用いられているのは下記の4種類。住宅の洋風化に伴い、瓦にはさまざまなスタイルに合う色や形状のものが増えてきています。シンプルスタイルでよく使われるのはガルバリウム鋼板。屋根材も外壁材と同じく住まいを雨風から守る大事な部材なので、見た目の印象やコストだけでなく、耐久性や耐候性、メンテナンス性をよく確認して選びましょう。

☆粘土系⇒表面に和薬を塗る和薬瓦と塗らないいぶし瓦がある。瓦は重いというイメージがあるが、近年は軽量化もされ和風・洋風などスタイルに合わせた色・形のバリエーションがある。

☆スレート系⇒セメントを主な材料とする化粧スレートと石を板状にした天然スレートがある。瓦よりも軽量なので、耐震性が高く施工しやすいのも特徴。

☆金属系⇒一般的なのがガルバリウム鋼板。軽量で建物への負担が少なく耐震性が高い。加工しやすいのも特徴。色やデザインのバリエーションも豊富。

☆セメント系⇒セメントを原料とする屋根材。耐火性に優れ、カラーバリエーションが豊富。

見た目の印象は実物で確認

外壁材や屋根材はカタログや小さなサンプルを見て選ぶのが一般的ですが、実際に家に施工して見ると面積や光の当たり方などにより見た目の印象は結構違うもの。できれば実際の施工現場で実物を確認して、仕上がりの印象を見て選ぶのが理想的。

【先輩の成功談】隣家や町並みとの調和

隣家はブラウンの重圧なデザイン。我が家を白にしたらいいコントラストに。町並みや隣家の相乗効果でよりステキに見えます。

【先輩の失敗談】外壁の色を確認しなかった

カタログで黒い外壁を選んだが、広い面積で光が当たるとグレーに見える。サンプルやモデルハウスで実物を確認すればよかった。

【家づくり学校　甲府校】

新型コロナウイルスによる政府の緊急事態宣言拡大に伴い、家づくり学校甲府校は4月20日（月）から5月6日（水・祝）までの期間、営業を自粛休業とさせていただきます。

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