アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2018.09.23
大日南 俊介
兵庫県のお得な木造住宅ローンを活用しよう!
本日は、兵庫県産の木材を使用した住宅を建築される方に「兵庫県」と「金融機関」が協力して融資を行ってくれる、「兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度」をご紹介します。
融資制度の概要
1.25年の長期固定金利
一般的な住宅ローンは毎月利率が見直されますが、本制度は25年目までは返済期間を通じて融資実行時の利率を固定して適用できるので、安心して資金計画を立てることができます。さらに、県産木材を60%以上使用し、長期優良住宅の認定を受けている場合は、返済期間を35年以上に延長できます。なお、26年目以降については、融資実行時の利率+1%になります(金融機関により取り扱いできない場合があります)。
2.融資限度額
融資限度額は2,300万円(県産木材使用量80%以上の場合。60%以上80%未満は2,000万円、50%以上60%未満の場合は1,500万円)。標準的な木造住宅に十分と思われる金額を融資限度額として設定されています。
3.県産粘土瓦使用で融資限度額200万円を上乗せできます
県産粘土瓦を使用して50㎡以上の屋根を葺く場合には、融資額を200万円上乗せできます。
4.「環境配慮型住宅」を建築等すると融資限度額500万円(リフォームは200万円)上乗せできます
5.高強度梁仕口「Tajima TAPOS」技術を活用すると融資限度額200万円上乗せできます
県産木材使用率80%以上の場合で、かつ高強度梁仕口「Tajoma TAPOS」技術を活用する場合、融資限度額を200万円上乗せできます。リフォームは利用できません。
6.他の融資制度との併用も可能
融資限度額で不足する場合や、土地の購入資金の融資を受ける場合、本制度とあわせて他の住宅ローン※を併用することができます。
※本制度の融資対象は木造住宅建設費及びリフォーム工事費用です。土地等の購入資金について融資を受ける場合は、本制度とあわせて住宅支援機構などの公的融資(フラット35)のほか、民間金融機関の住宅ローンと併用することができます。
7.既存住宅長寿命化・リフォームにも利用できます
内装材※に県産木材を使用することを条件に、木工事と同時に行うシステムキッチンやシステムバスの入れ替え等、リフォーム工事に要する資金を融資対象としています。また、平成27年度より土台や柱などの入れ替えや間取変更などの既存住宅長寿命化に要する資金が融資対象となります。
※フローリング、腰壁、天井、階段など、目に見える部分に使用する内装材の使用が条件
融資を受けられる住宅
【共通の条件】
1.県内に新築される住宅であること、または県内の住宅の増改築・既存住宅長寿命化、リフォームであること。
2.自ら居住するための住宅(二地域居住用住宅を含む)であること。
3.県内に事務所を有する施工業者により建築、リフォームされた建築基準法に適合した住宅であること。
【新築・新築購入、増改築、既存住宅長寿命化】
4.25年返済までの場合、木材の使用量のうち、県産木材を50%以上使用し、そのうちの製材品14品目及び構造用合板については、「ひょうご県産認証木材製品」を使用している木造住宅であること。
※可能な限り県産木材を使用した伝統木造構法住宅等の優良な住宅であって、「ひょうご県産認証木材製品」の使用ができない特段の理由等のあることを、審査会で確認のうえ、知事が特別に認めた木造住宅については「ひょうご県産認証木材製品」の使用を要しない。
5.26年から35年返済までの場合、4の条件に加え、県産木材を60%使用し、長期優良住宅の認定を受けることが要件です。
【リフォーム】
6.フローリングや腰壁等の内装に県産木材を30㎡以上したリフォーム工事であること。住宅の構造様式は問われません(マンション、軽量鉄骨住宅等、木造住宅以外でも利用可)。
もしも、現在兵庫県内で木の住まいづくりをお考え中のお客様は、このような支援制度も十分に理解したうえで活用することを検討されてみてはいかがでしょうか?県産材の活用は、地域活性化にも繋がりますから!
最新情報はこちら→兵庫県農政環境部林務課木材利用班のホームページ
また、兵庫県では兵庫県産木材を使用した木造住宅の建築に積極的な工務店を「ひょうご木の匠」として登録しています。このあたりの情報も、家づくり学校でしっかりとお伝えさせていただきます。
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