アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2023.07.26
2020.10.31
大日南 俊介
【見学レポート】新築のにおいがしない!木の香りがいっぱいの住まい
母屋を残し、敷地内にご夫婦だけが暮らす1LDKの平屋住宅を見学してきました!手掛けられたのは、木材屋を親会社に持つ神戸市北区の宮下(ミヤシタ)さんです。木のマイスターとも評されるほど、木材の知識が豊富な方で、兵庫県産木材の利用促進にも常日頃から力を入れ取り組んでおられます。
玄関を開けると木の良い香りが鼻に抜けていき、一般的な新築特有のにおいがしないので、完成したばかりの家とは思えないほどです。寝室とLDKでコンパクトな間取りですが、天井高もあり開放的な室内空間が広がっています。
構造材には兵庫県産材の杉・桧を使用し、床は無垢の杉材が使用されていたので、踏み心地も柔らかく温もりを感じました。壁は紙クロスのオガファーザーを使用し、その中の断熱材はセルロースファイバーといたるところへ自然素材を活用するこだわりぶりでした。
窓サッシはYKKAPさんのAPW330(樹脂サッシのペアガラス)を採用されていました。結露を起こさせない空間づくりにも配慮され採用を決定されたそうです。
喚起は第三種換気を採用されており、隙間相当面積のC値は1.0以下(気密測定あり)を実現されていました。目で確かめることができない部分ですので、許可をいただきレンジフードの換気扇のスイッチを強にして、各壁に設置されたスイッチBOXやコンセント周りに手をかざし、気流確認もさせていただきましたが、ばっちりのNO気流でした!!つまり壁の中に隙間が空いていないという証拠です。
この検証は結構大切で、以前にとある住宅展示場で同様のことを実施したのですが、「ゴゴゴゴ~」とかざした手にすごい勢いで気流を確認できました・・・。皆さんもぜひ試してみてくださいね!
キッチンには造作収納棚を設置!高さも自由に変えられますし、既製品だとちょうどいいサイズがなかなか実現しにくいので、ご夫婦の暮らしに合わせて提案されたそうです。
写真の精度が悪く分かりづらいですが、こちらは洗面脱衣室ですが、床や壁、天井がすべて無垢材で覆われています。湿気の溜まりやすい場所ですので、調湿効果も高い木の力を発揮させるために同社ではよく取り入れられる方法のようです。まさに適材適所ですね!
ご対応くださった浮村さん、佐藤さん、ご多忙の中ありがとうございました。とても勉強になりました!
これからの季節はどんどん寒くなっていきますので、建物見学をするには絶好の機会ですよ!但し闇雲に行動する前に事前知識と自分たちの家づくり基準を持ち、方向性に合う建物見学をすることをお勧めします。そのためのサポートは私たち家づくり学校へお任せください!
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