アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2023.07.26
2020.01.30
大日南 俊介
「ひょうご木づかい王国学校」ってご存じですか?
兵庫県産木材の普及活動にいち早く取り組み、その礎を築いたともいえる団体が「ひょうご木づかい王国学校」です。本日は団体の代表を務める有限会社すみれ建築工房改め株式会社四方継/つむぎ建築舎の代表高橋剛志さんのインタビューをお届けします!
平成27年、兵庫県は地元工務店の協力の下、県産木材の魅力と地元の自然環境に関する情報発信の場として、神戸市中央区のハーバーランドにある商業施設の一角に「ひょうご木づかい王国」を開設しました。毎月開催の県産木材のワークショップや各種イベントは大勢の家族連れらで賑わい、年間2万人が来場するほどの好評ぶりだったそうです。
平成29年には県から運営業務を託された地元工務店25社による団体「ひょうご木づかい王国学校」として活動をスタートされました。現在は神戸市西区の「株式会社四方継/つむぎ建築舎」内に拠点を移し、「ひょうご木の匠の会」とも連携しながら県産木材の情報発信とPRのほか、カウンターでの家づくり相談、県内優良工務店の紹介などを行っています。
「約3年前から県産木材を県民の皆さんに知ってもらおうと地道に活動してきましたが、ここに来てまいた種がようやく芽を出してきた感じです。『2年前に子どもとワークショップに参加して木の魅力を知り、木の家づくりを真剣に考えるようになった』といった相談も徐々に入ってくるようになりました」と笑顔で答えてくださいました。
ただし、まだまだ県産木材の認知度は低く、高橋さんは今必要されているのは地元の森林が抱えている問題に対して関心を持つ人を増やすことだと声高に訴えられていました。
「県民の意識がもっと高まれば県産木材の利用は当然増えるし、それに伴って木材価格の安定や流通の改善といった林業全体の改題も解決に向かっていく。そうなることで地元の経済も回る。地域が活性化することにより、暮らしやすくなるんです」。
兵庫県の森林を保護し、蘇らせるためにも、早急な整備が必要だと高橋さんは言われます。そのためにできることは何かとの問いには「木の家を選ぶこと」ときっぱり!「木の家を建てることは、環境にやさしく無駄のない循環型社会をつくることでもあります。ちょっと大げさかもしれませんが『地元の木材を使ってあげよう』という一人ひとりの小さな気づきに、ふるさとと兵庫の未来はかかっているといえるのではないでしょうか」。
近くの山の木で家を建てること。それは、ふるさとの自然とともに生きるということです。その選択は、快適で豊かな暮らしを営んでいくための大きな一歩となるかもしれません。皆さんが兵庫で暮らしていくのならば、未来を見据えた「兵庫の木を使った住まい」も、家づくりの選択肢のひとつに加えてはいかがでしょうか。
■取材協力:創業20周年を迎え社名変更された「株式会社四方継/つむぎ建築舎」代表取締役 高橋 剛志さん
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