アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2024.05.02
2022.09.11
家づくり学校 神戸校
勉強日誌②換気の種類
本日はアドバイザーの勉強日誌、第2弾!本日のテーマは、ずばり『換気』です。換気には、給気・排気共に窓やドアの開放による自然換気と、天井や壁埋込の機械で強制的におこなう「機械換気」があり、組み合わせによって3種類存在します。
◆第1種換気◆
第1種換気とは入口である給気口・出口である排気口の両方にファンなどの機械換気装置をつける方式。
機械により、空気を入れて機械により空気を出すことで、効率良く計画的に換気ができます。
★第1種換気のメリット
・室内の気圧は外気とほぼ同等となり問題を発生する危険性が少ない。
・狙いの場所から空気が入り、狙いの場所から空気が出るので狙い通りの換気が可能。
★第1種換気のデメリット
・両方に機械がつくことで費用がかさむ。
◆第2種換気◆
第2種換気とは、入り口にファンなどの機械換気装置を取り付け、出口には機械換気装置はなく自然排気で簡単に言うと、「ただ穴が空いているだけ」という換気方式です。
入り口にあるファンが強制的に室内に空気を押し込み、押し出される形で排気口から空気が出て行くことで、室内の気圧が外気より上がり正圧になります。
3つの方式の中では最も普及していません。
★第2種換気のメリット・デメリット
第2種換気は、正圧になることが使用される建物の使用用途により、メリットにもデメリットにもなります。
正圧であることは、常に新鮮な空気を取り入れることができるため、クリーンルームではメリットとなります。
しかし一般的な木造戸建て住宅の場合、室内の湿度や汚れた空気が屋根裏や壁の中に入り込み、多くの湿気を含んだ空気が急激に冷やされて、結露を起こす可能性が非常に高くなります。そのため木造戸建て住宅ではこの換気方式はほぼ使われておりません。
◆第3種換気◆
第3種換気は、第2種換気とは逆で、入口である給気口は自然給気。出口である排気口にファンなどの機械換気装置を取り付けた方式です。
出口で空気を引っ張り出していることで、室内は外気より気圧が下がり負圧となります。
多くの場合、1階はトイレと洗面所、2階はトイレの換気扇で排気を行います。
3つの換気方式の中で1番普及している換気方式です。
★第3種換気のメリット
・初期コスト・ランニングコストが安いこと
・負圧になるため、室内は外気より気圧が下がり小屋裏や壁内への湿気の侵入を防ぐことができる
★第3種換気のデメリット
・小屋裏などに汚れた空気が入りこむ危険性がある。(小屋裏や床下は木材や合板などが露出している場所であり、ホルムアルデヒドや防腐・防蟻剤が内装材に包まれた室内より多く発生する箇所であるため。)
・住宅の気密性能があまり高くない場合、様々な隙間から空気が室内に流入することで、給気口から十分な給気が行われず、家の中に換気不良の箇所が生まれる危険性がある
室内の快適性を考えると換気も大切になってきます。予算や要望に合わせ、後悔のない選択をしてください。
換気も含めた室内の快適性をぜひ体感してください!家づくり学校では、実際に建てられた家の体感をご案内しています。今の時期は体感に最適です。ぜひご活用ください(*^^*)
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