アドバイザーブログ
家づくり学校 川越校
2023.07.26
2018.02.28
「創業より家の性能を求め続けてきました」【夢・建築工房さん】
国が住宅に省エネを求めるようになってきたのは最近のことです。住宅革命と言われる2020年の法改正により、省エネ等級2(旧省エネ基準、昭和55年)、省エネ等級3(新省エネ基準、平成4年)の家を建てることはできなくなり、以降は等級4=次世代省エネ基準が義務化になります。
ゼロエネやZEHにすると等級5です。省エネ大国ドイツから日本は30年遅れていると言われていますが、やっと住宅の省エネが評価されていく時代になったんですね。とはいえ今の既存住宅でこの次世代省エネ基準をクリアしているのはたったの5%。以前は、家の性能を謳っている住宅会社は決して多くはありませんでした。
創業以来、気密測定を実施
今日、見学に伺った埼玉県東松山市の工務店、「夢・建築工房」さんでは、1995年の創業以来、ずっと気密測定を実施しているそうです。
「気密測定」とは、簡単に言うと家の隙間がどれくらいあるかを測定すること。専用の気密測定器を使って、1㎡に何c㎡の隙間があるかを表すC値(相当隙間面積)を計算します。C値5.0c㎡/㎡であれば、1㎡に5c㎡の穴が開いている状態。家に隙間があると、そこから外気が入り込み、室内の空気が逃げるため、断熱しても部屋ごとの温度差は解消できません。きちんと断熱材が隙間なく施工されることで、部屋ごとの温度差がなくなり、快適に過ごせるんですね。
お話を伺ったのは、「夢・建築工房」さんの東松山市にあるモデルハウスなのですが・・・
檜の床材が足にとても心地良く、広い窓から眺める中庭の景色が素晴らしい。
そして何より、エアコンはまったく動かしていないのに空気はやわらかく、自然な心地良さ。動いていないからこそ、かもしれません。実際、深夜以外はほとんど動くことはなく、ずっと快適とのこと。室温は18度以下にならないそうです!
躯体の性能だけじゃない、自然の力を取り入れたパッシブハウスだからこそですね。
冒頭にご紹介した写真には、中庭を挟んで左右に家が建っていますが、それぞれ「夢・建築工房」さんの性能のAクラスとBクラスで施工されており、体感の比較もばっちりできます。ちなみに、CとDもあるので、Bクラスであっても16度以下にならないという快適さ。ご予算によって、最適な家づくりを考えてくださいます。
「創業以来、自社の気密測定器を使用し、現在に至っています。この部屋は普段、人がいないので、今日は少し乾燥していますが、人が住むと自然と湿度も上がり、人の熱で気温も上がるんですよ」とのこと。
そうなんです!人の熱で室温が上がるという事実。部屋の中に冷たい空気を発生させるポイントがなければ、可能なんですよね。冬寒く夏暑い家屋にしか住んだことのない私には、以前は想像もできなかったことでした。
心地良い中庭には近所の猫が何匹かお昼寝をしていて、とっても心地よさそう。私も猫だったらこのお庭に住みたいですもの。
気になったら、本屋さんもチェック!
こちらのモデルハウスについて、そしてこれからの家づくりのポイントは本「川越での家づくり」にも掲載しています!
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家づくりのノウハウがたくさん掲載されています。
でも、本を読んですべてを学ぶって難しいですよね。ぜひ、家づくり学校のセミナーや個別相談にいらしてください。大切なことがわかるように、丁寧にお伝えさせていただいております。お問い合わせはこちらから。
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2018年3月25日(日) 10:00~15:00
「夏も冬も省エネで快適に暮らせる パッシブデザインの家づくりとは?」
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