アドバイザーブログ
家づくり学校 川越校
2022.09.27
2022.09.29
換気システムについて
24時間換気システム
現在24時間換気が義務付けられており、家づくりには換気システムの導入が必須となっています。現在国の規定では1時間に50%の空気が、その空間に新しく取り入れられないといけません。
換気システムは3つ種類があり、吸気と排気の方法によって変わります。それぞれ値段やメリット・デメリット等違いがあり、何を選択するかによって大きく変わってきます。
第1種換気
吸気と排気を両方機械で行うのが、第1種換気です。それぞれの部屋に排気口を設けたり、全ての換気設備をダクトで繋ぐ方法があります。一番費用がかかるのが第1種換気ですが、計画換気がしやすく、一番性能がいいと言えます。
第2種換気
吸気のみを機械で行う換気システムです。排気は吸入した空気によって、自然に押し出される仕組みになっています。一番換気効率が悪く、あまり採用されていません。
第3種換気
排気のみを機械で行う換気システムです。吸気は吸気口を設けることによって、自然に吸気を行います。第2種換気と比べると換気効率は良いですが、第1種換気に比べると劣ります。
設備費・維持費
第2種は上記の通り、効率面で他2種に劣ります。なので、1種と3種を比べていきます。まず初期投資で見ると、1種の場合50万円程、3種より費用がかかります。更にダクト式に変えたり、熱交換システムを組み込むと100万円程違いがでてきます。
維持費に関しては、吸排気両方を機械で行う1種のほうがコストがかかります。大体数百円程度違いが出てきます。
ダクト式とダクトレスではメンテナンス性が違ったり、熱交換システムを取り入れると、吸入した空気を温めてから取り込むので、少ないエネルギーで暖房機器を利用できます。この点でランニングコストでいうと抑えられますが、上記の通りイニシャルコストがかかります。
高気密・高断熱化が進む今の日本の住環境では、換気システムは切っても切り離せない存在です。どれが正解ではなく、選択の違いにはなりますが、後悔がないように事前に情報収集することが重要になるでしょう。
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