アドバイザーブログ
家づくり学校 川越校
2021.11.05
3Dプリンターで作られた住宅!?【気になるニュース】
11/1に地球の環境問題について議論を行うCOP26(気候変動枠組条約締約国会議)がイギリスのグラスゴーで始まったこともあり、今回は環境問題に関わる住宅のニュースについてです。
そのニュースは、2021/11/2の日本経済新聞さんの『3Dプリンターで300万円の家 住宅テック、Z世代狙う』という記事です。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF2193F0R21C21A0000000/?unlock=1
要約すると、日本企業のセレンディスクパートナーズさんが、2022年にも国内で3Dプリンターで作られた球体住宅(スフィア)の販売に向けて調整を進めているというものです。ただ、現状では建築基準法が適用されない「床面積10平方メートル」以下のサイズを想定しているそうなので、それほど大きな家ではないようです。
3Dプリンター住宅とは??
最近の技術の進歩は目覚ましいもので、ついには3Dプリンターで住宅を作れる時代になったようです。日本においては、上記のセレンディスクパートナーズさんが先駆けとなっていますが、欧米を始めとした海外では既に3Dプリンターで家が作られており、そこに住んでいる人もいるそうです。
そのような3Dプリンターで作られた住宅と環境問題がどのように関係があるのかというと、3Dプリンターで作られた家のメリットに繋がりがあります。
3Dプリンター住宅のメリット・注意点
まずは、3Dプリンターで住宅を作ることのメリットですが、主なもの下記の通りです。
・接合に使われる部品(ねじ等)が必要なくなり、過剰な生産や廃棄が減り、環境によい。
・切ったり、削ったりする必要が無くなるため、材料費が減り、工期が短縮される。
・複雑な形や曲線を自由に作れるため、デザインや設計の制約が減り、コストも抑えられる。
・人手不足の解消につながる。
要するに、無駄を徹底的に無くした家づくりが可能になるということです。持続可能な開発に向けて、資材の無駄を減らすことのできる3Dプリンター住宅というのは、これからの世界的なニーズに当てはまっていくと思います。ただ、ここ日本においては、3Dプリンター住宅が普及するにはまだまだ時間がかかりそうです。
というのも、3Dプリンターを使って10平方メートル以上の家を建てようとすると、現状の建築基準法に適応できないからです。日本の建築基準法では、素材や工法が定められているので、海外で事例があっても同法を改正しない限りは住宅をつくることができないのです。また、海外と比べても日本は地震の多い国のため、耐震の基準についてなど、より技術が進歩してからでないと広まっていかないのではと考えています。
終わりに
今回は3Dプリントを使った住宅について紹介してきましたが、世界的に見れば住宅の考え方が浸透しつつあるように思えました。ただ、日本において広く普及するのはもう少し先になりそうです。今までの住宅の考え方も重要ですが、最先端の技術や世界の動きなど、色々なことを知って知っていくのも、今後後悔のない選択を行うために、必要なことだと思います。
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