アドバイザーブログ
家づくり学校 川越校
2020.06.17
省エネ・快適なパッシブデザイン【これからの家づくり】
梅雨に入りましたが、日中の日差しは夏のように厳しいですね。そろそろ冷房のスイッチをつけ始めているのではないでしょうか。リビングや個室はヒエヒエで、廊下やトイレはムワムワ…家の中で温度ムラが生まれ始めていると思います。
「パッシブデザイン」で快適な住環境に
【これまでの日本の家】は個室で間仕切られ、通風・採光が偏っていました。結果日本では夏は暑く、冬は寒い家が当たり前となっています。そんな中、新しい家づくり【高性能住宅】が注目を集め始めています。ひとつながりの開放的な空間で、通風・採光を等しく行き渡らせる…
「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な、「必要最低限のエネルギーで省エネに暮らす」住まいがこれからのトレンドとなるでしょう。
パッシブの大前提 《住宅性能》
しかし単に、吹き抜けを設けたり、天窓を設けたとしても「夏は涼しく、冬は暖かく」なりません。快適な住宅に機能させるには、《住宅性能》が大前提となります。穴の開いたストローでジュースは飲めない様に…穴だらけの家では、隅々まで空気換気を行う事が出来ません。パッシブデザインという工夫は、《住宅性能》によって始めて活きます。住宅性能とは主に、【断熱・気密】性能を指します。
①パッシブ必須項目【断熱・気密】
外壁、屋根、床、窓の断熱性能を高め、建物の保温性能を上げます。特に冬の暖房によるエネルギー消費量は多いので、冬暖かい家にするととは省エネにつながります。
また、窓は家の中で最も熱が出入りするところ。断熱・遮熱性能の高い窓の採用は、断熱材の施工とともに欠かせない要素です。
➁パッシブ必須項目【通風】
家全体に風を行き渡らせ、室内にたまった熱を排出させるために欠かせない「通風」。地域ごとの風の向きを踏まえて建物内での風の動きを予測し、窓の配置を計画する。ウィンドキャッチャーを設置して風を取り込んだり、吹き抜けで高窓を設け立体的に風を通すことで、家の中にたまった熱を排出する工夫を盛り込む事も重要です。
➂パッシブ必須項目【昼光利用】
昼間に太陽光だけで明るい室内を実現する事で照明エネルギーを削減できます。リビングなど昼間に長く過ごす場所には2面以上窓を設ける・室内の奥まで明かりを取り込める吹き抜けや天窓、高窓を設ける等の工夫が行えます。
④パッシブ必須項目【日射熱利用暖房】
冬に窓から日射熱を取り込み、その熱を蓄えて主に夜間、暖房として利用する。日射熱を取り入れる「集熱」、逃さないための「断熱」、蓄える「蓄熱」の三つを実現できれば、室内の変動が小さくなり快適性が向上。暖房エネルギーの削減にもつながります。
最新の家づくりを学んで、後悔しない家づくりを
まだまだ最新の家づくりでお話ししたい事が盛りだくさんです。私たちと一緒に家づくりについて勉強してみませんか?
家づくり学校川越校では3密を避けて個別講座を受け付けております。
セミナー・個別相談のご希望の日時を個別相談予約フォームからお申込ください。
また、平日もご希望の日時を個別相談予約フォームからお申込ください。
お問い合わせはHPより随時受け付けています。
お電話でのお問い合わせはコチラ⇒049-265-7422
家づくり学校
とは?
「家づくり学校」は家づくりを考えるあなたのための学び舎。家づくりの基本的な知識を身につけ、 実際に建物を体感することにより、自分にぴったりの家づくりパートナーを見つけていただくサービスです。
家づくり学校について詳しく見る家づくり学校 川越校
全国15校展開!