環境負荷を減らし、未来へつなぐ木の家

築50年以上で老朽化し、耐震基準にも合っていないことから建て替えを決意。これからのスタンダードとなるZEHを建てて地球温暖化防止に貢献したいという思いもありました。

書店で「山梨での家づくり」を見つけ、「ここに相談してみよう」と思ったからです。

竹内さんが対応してくれましたが、大変面白くて説明が丁寧でした。

5～６社紹介されましたが、それぞれの会社で違いがあったり個性があったりで大変迷いました。そこで、いろいろな資料を集めて勉強しました。

まずは望月社長のお人柄です。説明が丁寧で分かりやすく、私たちの考えをしっかり聞いてくれました。また、実際に現場を見学して、耐震や断熱性能も優れていること、木材の性質をよく理解した上で建ててくれることが分かったからです。

ひとつは耐震性、もうひとつは断熱性です。日本は地震国なので、いつ大地震に襲われるか分かりません。地震によって家が崩壊したら命が奪われる危険性があるだけでなく、生活再建にも大変なお金と時間がかかってしまいます。まして、還暦を過ぎた私たちは家を再建する意欲も経済力もないので壊れない家ということを考えました。また、温暖化によって世界的な異常気象が起こっている現在、少しでも地球温暖化防止に貢献したいと思い、断熱性や創エネルギーに優れた家をつくろうと思いました。

大変丁寧にやってくれたと思います。また、いろいろな工事会社との連携もうまくいっているようでした。

持ち家を壊して建て替えたのですが、土地の境界がはっきりしていなくて測量から始め、裏が傾斜地なのでそこを強靭化し、壊した後の廃材をしっかり分別して片付けてもらったので余分に時間やお金がかかりました。しかし、地球環境への負荷が最大限に少ない家ができたので満足しています。

喜びというより、人としての義務を果たすことができたとほっとしています。私は教員で、３０年近く前から環境教育に力を入れてきました。いくら授業でうまいことを言っても行動が伴わなくては何にもならない。地球温暖化防止は待ったなしです。また、各家で太陽光パネルを設置して発電すれば、電力会社から購入する電気の量は減るので、原発は必要なくなります。また、能登半島地震に見るように大きな地震が起きてライフラインが遮断された時にも、蓄電池やエコキュートを用いて数日間は生活の質を落とすことなく生活できます。そして、工務店さんが大変土台を固め、建材をしっかり入れてくれたおかげで、地震での倒壊の心配も少ないです。

マイホームはおそらく一生に一度の大きな買い物。慎重に自分たちのコンセプトを洗い出し、依頼する会社を選ぶのがいいと思います。ただ、日本は地震や噴火、豪雨などの自然災害が多いこと、地球温暖化をこれ以上進めないことを考えながら家づくりをした方がいいですよ。「家づくり学校」が提案する工務店さんは施主のわがままも聞いてくれるのでお勧めです。