家族の時間もプライベートな時間も楽しむ家

以前の住居は新婚の時期に古い空き家をリフォームしたもので、その後、子どもが３人生まれて家族が５人になり、まず部屋数が全然足りませんでした。また、寝室には庭に面した大きな窓があり、エアコンが効かないくらい外気の影響を受けていたため、夏の暑さも冬の寒さも非常に厳しかったです。娘が小学校高学年になる頃には個室も必要になるだろうと夫婦で話し合い、建て替えを行うことを決めました。

職場に「家づくり学校」を利用して家を新築した方がおり、満足のいく家づくりができたという話を聞いて私たちも利用してみました。家づくりの基本をしっかりと学べました。

門田さんに対応していただき、家づくりの基本をしっかりとご説明いただけました。断熱・気密性といった基本的なことも理解できていないまま家づくりを進めようとしていたのだと気付かされ、感謝の気持ちでいっぱいです。いつもニコニコと親身になって接してくださり、訪問後には必ずメールでフォローをしていただき、こちらの不安を少しでも和らげようと寄り添ってくださる姿勢に感銘を受けました。

当初、４～５社をご紹介いただき、実際に打ち合わせを重ねたのは３社です。初めから個性が強い家になるだろうということは門田さんも理解してくださっていたため、的確に自由度の高い施工が可能な会社を紹介していただけました。その分、最終的に決定するまでの葛藤は大きかったです。

当初、2階建てで検討していたものを途中から平屋に変更したり、クセの強い要望が次々と増えたりとご苦労をお掛けしていたのですが、吉田社長が常に前向きな姿勢で寄り添ってくださったことが大きいです。その上で、これまでのご経験から「出来ない・お勧めしない」ことはしっかりと伝えてくださり、結果的には無駄の無い機能的な家を建てていただけました。間取りを決めるまでに１年を要し、また、イメージが具体的になるにつれて内装のイメージも変わっていったことから、建具・設備・クロスをそれぞれ２回ずつ同行していただくなど、本当に無料でここまでしていただいてもいいのかな？と思うほど親身になって一緒に検討してくださったのが非常にありがたかったです。また、家は建てて終わりではないとよく言われるように、その後も長いお付き合いがあります。「ビルド」さんであれば、この先何十年もきっと地域に愛され、長く存続していくだろうと確信できたこともあります。

以前の住居の暑さ・寒さを経験していたので、高断熱・高気密という、基本的な住みやすさは絶対条件でした。その上で、子どもたちには小さくてもプライバシーを守れる個室があることと、逆に部屋にこもり切りにならないように家族が集まる生活スペースの快適さを上げることを目指しました。また、夫婦揃って音楽が好きなので、防音室をつくること、そして、仕舞い込んでいたコレクションを飾るスペースをつくることは譲れませんでした。その結果、家族みんなが帰りたくなる家になったのではないかと思います。また、ハザードマップでは水害の危険性も考えられる地域のため、基礎を上げ、万が一の際には避難できる防災物資を備えた小屋裏づくりにもこだわりました。

実際に建て始めるまでに１年以上のお付き合いがあったことで吉田社長も私たちの好みや思いを十分に理解してくださっており、こちらの要望には無かったアイデアを随所に取り入れてくださいました。例えば、勝手口を開けた際にもリビングが見えないような目隠しをつくってくださったり、部屋のイメージに合わせてコンセントカバーの色味を変えてくださったりといった部分です。出入りする業者の方々も大変親しみやすい方ばかりで、普段からビルドさんが関連会社とどのようなお付き合いをしているのかも窺えました。100点を超える仕事ぶりにはただただ脱帽です。

未完成で窓もドアも閉め切っていない状態であるにも関わらず、以前の住居よりも快適な室温だったことがまず衝撃で、基礎の大切さを改めて思い知らされました。また、ついつい自分たちで全て家具も内装も決めてしまおうとしがちですが、子どもには子どもなりの思いがあるということも、選んだクロスの柄を見て学ばせられました。それからは、子ども部屋は子どもに任せ、それぞれに楽しんで自分の城をカスタムしているようです。

文句無しです。初めての打ち合わせから増え続ける要望を全て取り入れていただいたので、文句があるはずがありません（笑）。寒いと思いながら帰れば家の中は暖かく、暑いと思いながら帰れば家の中は涼しい…。本当に不思議ですが、これが高断熱・高気密住宅なのだと実感させられます。以前の住居では、電気代が高騰を始める前で床面積は半分であるにも関わらず、２月の電気代は（嘘みたいですが）４万円近くもかかっていました。ガス代は、それとは別に１万円です。それが、この２月には、オール電化でも光熱費は２万７千円に収まっています。もしあのままこの冬を迎えていたら…と思うと、本当に恐ろしく思います。また、目標であった「家族の集う快適さとプライバシーを両立した家づくり」も実現し、毎日の気分に合わせてそれぞれが自分の居場所を持てていることに満足しています。これから子どもたちが大きくなるにつれて、私たちとの距離感も変わってくることでしょう。親としては目を離さず見守るだけですが、私たちが図り切れない気持ちを上手に消化できる家であればいなと思います。

私たちは同じ場所での建て替えだったため、土地選びという工程はありませんでした。そこから始める方は、希望に合う広さ・予算・近隣施設・校区等のさまざまな検討課題があり、実際に条件に合致した土地に出会えるまでにも相当時間がかかると思います。その工程がなかった私たちでも、間取りの決定までには１年を要し、実際に完成するまでにはさらにもう１年かかっています（これには取り壊しや整地期間も含みますが）。ご家庭の事情で必要性に迫られてから検討を始めるのでは、十分迷う時間も残されていないかも知れません。いつか新築を…と考えているのであれば、資金計画も含めて、取り掛かりに早すぎるということはありません。家づくりとは、いわば「現実の生活に夢を散りばめる魔法をかける冒険」です。「家づくり学校」でレベルアップし、ゴールドを貯めて装備を整え、来たる戦いの日に備えましょう！