床下エアコンとブースターファンで毎日快適な家

社宅に住んでいたのですが、古い建物の最上階だったので夏は屋根が焼けて暑く、冬は隙間風でとても寒かったんです。子どもが生まれることになり、子育てしやすい環境で気を使わずに暮らしたいと家づくりを考え始めました。

住宅展示場を訪れたのですが、大きな家ばかりで私たちには無理だなぁと…尻込みしているにもかかわらず、どんどん話が進んでいきそうになったので、家づくりのことがよく分からないまま進めていいのかと不安になりました。そんな時に「家づくり学校」のチラシを見てセミナーに参加してみたんです。

セミナーでは全然知らなかった性能の話などが聞けたし、お金のことは個別に相談に乗ってもらえてよかったです。そのあと、希望に合わせて工務店を何社か提案してもらいました。

最初に提案してもらった会社を訪問して、すぐに夫婦2人とも「ここがいいね」となりました。

モデルハウスを見学したのですが、寒い日だったのに室内がとても暖かかったし、提案プランもよく、デザインもおしゃれでいいなあと思いました。それで土地探しからお願いしたんです。

子どもが小さいので、キッチンに立って全部が見渡せるようにして、キッチンとダイニングは横並びにしてもらいました。小上がりの和室もぜひほしかったんですが、最初は高さを40cmと考えていたんです。でも、子どもが落ちたら危ないと「日置建設」さんがアドバイスしてくださり、「確かに！」と（笑）。低めにしてちょうどよくなりました。モールテックスのカウンターやアイアンは、「日置建設」さんの施工例で見てカッコいいなと思い、取り入れました。

設計士の坂口さんが私たちの好みを理解して、気に入るものを提案してくださり、素敵な仕上がりになりました。

床の色について夫婦で意見が分かれたことがありました。妻は暗めが好きで、僕は明るめにしたいと。結局、1階はオーク材で暗めに仕上げ、2階はサクラ材で明るく仕上げて、2人とも納得の結果になりました（笑）。

とても住み心地がいいです。冬は床下エアコン1台で家中が暖かく、冬用の布団やモコモコのパジャマが要らないほど。夏は2階のエアコン1台で涼しいです。社宅のときは冬、限られた部屋だけ暖房しても電気代が月3万円を超えていたのに、今は部屋間の温度差がないのに月2万円切るくらいです。吹き抜けも気に入っていて、見上げるのも気持ちいいし、2階から見下ろす眺めも大好きです。子どもたちが元気に走り回れて、お手伝いもよくしてくれるようになりました。キッチンがオープンで収納も出し入れしやすいので、朝、自分でご飯の準備をするようになったんです。「子育てしやすい家」という希望もかないました。

たくさん悩んで家づくりを進めてほしいですが、最初に感じた「いいな」という気持ちは最後まで大切にすることをお勧めします。