“段差”から家族の会話が生まれる住まい

家づくりのきっかけは子育てからです。住んでいたアパートは築年数と日当たりが悪いせいか、結露やカビに悩まされていました。大人だけで過ごすなら我慢すればすむ話ですが、小さな子どもの健康を考えると、やっぱり体にいい環境で育ってもらいたいという思いがあったからです。他にも理由はいっぱいありすぎて言い切れません。

検討している会社があったのですが、提案されたプランに満足いかず、今から別の会社を探すといっても、どんな会社がいいのかわからない、と行き詰っていました。そんな時、雑誌で家づくり学校のことを知り、いいアドバイスがもらえればと利用しました。

工務店の魅力、自分達にあった会社などを丁寧に説明してくれました。アドバイザーは私達の家づくりを、まるで自分のことのように考えてくれて、とても相談しやすかったです。

初めての打ち合わせで伊藤さんと話をして、家づくりの対する考え方が同じだったことにビックリしました。ここまで見透かされていたとは・・・。

決め手はずばり『人』。これって実はあとから気付いたことなんですけど…。デザインや雰囲気で決めたと思っていましたが、改めて考えてみると、一緒に家づくりをしていて楽しい！と思えたことが決め手だったのかなと思います。

自分達の意見をしっかり受け入れてもらい、一緒になって考えてくれることです。『そんなこと当たり前だ』って感じだったので、出してませんが（笑）。

壁紙の色一つ決めるのにも、『現場に行ったほうがイメージがつきやすいので一緒に行きましょう！』と言っていただいたり、DIYでやりたいと言い出したことにも全力でサポートしてくださったり、とても信頼できる人達でした。信頼しすぎて、迷ったら何でも意見をもらっていました（笑）。

実は一度、断らせていただいたことがありました。予算ややりたいことが迷走して決められなくなっている自分がいて、もっと他の会社も見てみたいと思ったからです。でも、他の会社に行ってみても、なかなか思うように進まず落ち込んでいました。その時、嫁から『もう一度伊藤さんに電話して相談のってもらったら？もっと家づくりって楽しくやるものじゃないの？小橋工務店の時はもっと楽しそうだったよ・・・』とアドバイスをもらい、もう一度電話してみることに。すると嫌な顔をするどころか「戻ってきてくれて本当にうれしいです！」と言ってもらい、本当にうれしかったことは忘れられません。そこからは今までの迷走が嘘のようにとんとん拍子で決まっていき、今の家が完成しました。いい人たちと出会うことができれば、物事がこんなにうまくいくんだなと、つくづく『縁』ってすごいなと思いました。

喜びもありますが、家づくりを支えてくれた人達に感謝！

高い買い物なので、希望や憧れがいっぱいあって、なかなか決められない自分がいました。でも、最終的に辿り着いたのは「私達の生活スタイルにあった家」。生活スタイルは十人十色なので、自分達にあったものを考えていけば、やりたいことが自然にまとまっていくのではないかと思いますよ。