省エネ&健康で過ごせる家の必須要素とは断熱!

今、日本では、住まいの省エネ化が進められています。そして、省エネ住宅の基本となる「断熱・気密性能」についても一層注目が高まっています。国土交通省の住宅市場動向調査によると、注文住宅を取得した人の選択理由として、「高気密・高断熱住宅だから」が56%という結果がでています。家づくり学校でも、断熱はとても大事です!!というお話をしています。

断熱・気密は住宅の

冬、冷たい外気から身を守るために、家にも断熱は必要です。逆に夏の暑い日差しを遮るためにも断熱は必要なんです。夏涼しく冬暖かく快適に過ごすためには、断熱材をきちんと施工することが大切です。

どれだけ厚着しているか?=断熱材の厚み 素材はウール?化繊?=断熱材の種類  穴は空いていないか?=気密性能

断熱・気密性能向上で4つのメリット

Ⅰ 温度差解消 室間温度差がなくなり快適、健康に過ごせる。 冬は室内の暖かい熱が外に逃げ、夏は外から熱が入ってくる。この熱の出入りを絶つのが「断熱」だ。断熱材を壁や天井などにいれるのだが、ただ入れればよいわけではなく、隙間なく入れる(気密性を高める)ことが不可欠。隙間があると、そこから外気が入り込み室内の空気が逃げるため、断熱しても部屋ごとの温度差は解消できない。きちんと断熱材が隙間なく施工されることで、部屋ごとの温度差がなくなり、ヒートショックなどの温度差による健康被害も減らせる。

Ⅱ 結露抑制 結露の発生を防いで住まいと住む人の健康を守る。 室内の空気に含まれる水蒸気が冷えた窓ガラスなどと接触することで起こる結露。断熱・気密性能が低いと室内の表面温度が低いと室内の表面温度が下がり、結露しやすくなる。断熱材が水分を含むと性能が低下するだけでなく、周辺の木材を腐らせる原因やシロアリやダニ、カビの発生にもつながるため、住まいの寿命を縮めることになる。断熱・気密性能を高めて、結露の発生を抑えることは、住まいの健康のためにも、住む人のアレルギーなどの健康リスクを減らすためにも大切な要素となる。

Ⅲ 換気 十分・確実な換気で清潔な空気環境にする。 新築住宅では、24時間換気システムが導入されており、室内の空気を常に入れ替えて清浄な環境を保っているが、気密性能が低いと隙間から空気が漏れるため、十分に換気ができない。アレルギーや気管支喘息の原因となるダニやカビの胞子、花粉やほこりなどのハウスダウストも家の中に漂い続け、健康に悪影響を与えてしまう。住まいの断熱・気密性能を高めれば、しっかり換気ができて室内の空気環境を清浄に保てるのはもちろん、アレルギーなどの健康リスクから家族を守ることができる。

Ⅳ 省エネ 少ないエネルギーで快適な温熱環境にする。 断熱・気密性能を高めて熱の出入りを遮断することで、外気温に左右されることなく夏は涼しく冬は暖かく過ごせるのはもちろん、家全体を効率よく冷暖房することができるので、消費エネルギーの削減につながる。気密性が低い住宅では、屋外と室内の温度差により何もしなくても住宅の隙間から換気が自動的に行われるため、せっかくの冷暖房エネルギーを無駄にすることになる。断熱・気密性能を高めることで、少ないエネルギーで快適な温度を保つことができる住まいになる。

 

 

断熱材の種類はいろいろ

断熱材の役割とは、屋外から屋内へ移動する熱を減少させることにある。断熱材の中には微細なセルが存在し、このセルの中にガスをためることで熱の伝わりを防いでいる。断熱材にはいろいろな種類があり、無機質繊維系(グラスウール・ロックウール)や木質繊維系(セルロースファイバー)やプラスティック系(硬質ウレタンフォーム・押出ポリスチレンフォーム・フェノールフォームなど)最近では再生紙を断熱材の材料にしているものも開発されているが、家の構造や使用する箇所。立地環境などにより適切なものを選び、施工することが大切なのである。

 

断熱材は施工力が命!

どんな断熱材を入れても、間違った施工では、効果は発揮できない。施工方法によっては断熱性能が半分以下に!

ほとんどの断熱材は素材自体に性能はない。重要なのはいかに隙間なく施工するかがカギとなる。施工方法によっては本来の断熱性能が半分以下になってしまうばかりでなく、冷気や熱気、水蒸気を通してしまうので、冬寒く夏暑い家になって、冷暖房費がかかるだけでなく、壁の中に結露が発生し、木材を腐らせてしまう。ただしい施工をすれば、断熱性能は保たれ、省エネの家となるのである。

・スイッチボックス回り・壁の立ち上がり部分・筋交い部分は施工の良し悪しによって断熱性能が保てなくなる場合が多いので注意が必要だ。

断熱材が正しく施工されれば、以下のような温度差がない家になる。

 

家づくり学校でまずは勉強しましょう!

後悔しない家づくりはじめましょう!