山梨県での家づくり 注文住宅の相場・土地価格・ポイントなどを徹底解説!

山梨県は日本のほぼ中央に位置し、東京都、神奈川県、静岡県、長野県、埼玉県に囲まれた内陸県です。自然豊かな環境でありながら、都心へのアクセスも良く、近年マイホームの検討地として人気が高まっている山梨県。そんな山梨県での家づくりを考えている方必見!山梨での家づくりのポイントや注文住宅の相場、土地価格や目安坪単価などを徹底解説します。
もくじ
・富士山・富士五湖エリア(富士河口湖町・富士吉田市・鳴沢村・忍野村・山中湖村)
1.山梨県のおすすめエリアは?
山梨県は13市8町6村の市町村からなり、県庁所在地は甲府市です。山梨県でもその特徴はエリアごとで様々。本記事では山梨県のおすすめ家づくりエリアを大きく4の地域に分け、その特徴をご紹介します!
甲府・昇仙峡エリア(甲府市・甲斐市・昭和町・中央市)
山梨県の県庁所在地である甲府市とその北部を含めたエリアです。交通の便が非常に良く、他県や別のエリアからもアクセスしやすい地域です。
甲府市は県庁所在地ということもあり、人口は約19万人と山梨県で最も多い都市で、市街地は商業施設、病院、学校など一通りの施設がギュッとまとまっていて生活がしやすいです。また、首都圏へのアクセスも非常に良く、東京の新宿駅まで「JR特急あずさ」を使えば約90分で、高速バスを使えば約2時間で向かうことができます。都会過ぎず、田舎過ぎず、自然豊かな環境でのんびりと暮らしながら、休日には首都圏へ出て買い物などを楽しむことができます。
石和・勝沼エリア(山梨市・甲州市・笛吹市)
山梨市、甲州市、笛吹市で形成される、山梨県の中央部~東部にあるエリアです。県内最大規模の温泉郷や、フルーツ狩りができるたくさんの観光果樹園があります。
山梨市駅は特急「あずさ号」「かいじ号」の停車駅となっているため、東京へのおでかけにはとても便利です。県庁所在地である甲府市へも15分ほどで行くことができ、どこに行くにも便利な街です。
2027年には東京都~名古屋市間を結ぶリニア中央新幹線が開業予定となっており、その停車駅となる新駅へのアクセスについても整備が行われる予定で、その進展が期待されます。
清里・小淵沢エリア(北杜市・韮崎市・南アルプス市)
北杜市、韮崎市、南アルプス市からなるエリアで、都心から最も距離のある県内北西部に位置しています。南アルプスと八ヶ岳の山々やのどかな田園風景が広がり、自然にも恵まれていることから、全国でも有数のリゾート地として有名です。冬はスキーなどのウィンタースポーツを目的に訪れる人も多く、春や秋には新緑や紅葉の美しい光景が広がります。
富士山・富士五湖エリア(富士河口湖町・富士吉田市・鳴沢村・忍野村・山中湖村)
富士登山の玄関口であり、富士五湖やアミューズメントパークなど有名観光スポットが多く集まっているエリアです。「富士五湖」というのは富士山の山梨県側にある5つの湖の総称で、キャンプや釣りなど、さまざまなレジャーが楽しめるアクティビティゾーンとしても人気が高く、周辺には温泉もあって、家族や友人と休日を過ごすのに最適な環境となっています。
2.山梨県の土地価格や広さ
山梨県の土地価格・目安坪単価
山梨県で土地を購入して注文住宅を建てる場合、土地価格の平均は約770万で、目安坪単価は約15万~20万です。全国平均が1445万円なので、約半分ぐらいの価格で土地を購入することができます。ただし、県庁所在地である甲府市や駅周辺などは利便性が高く、不動産価値も高いので山梨県全体の平均と比べると高い傾向にあります。
甲府市の土地価格の平均は1000万~1500万、目安坪単価は20万~30万です。
(出典・引用:住宅金融支援機構 2021年度利用者調査)
以下、山梨県の各市町村の平均土地価格、目安坪単価になります。
【甲府市・甲斐市・中央市・昭和町】
土地価格:900~1500万円 坪単価:20~30万円/坪
【山梨市】
土地価格:500~1000万円 坪単価:10~15万円/坪
【笛吹市】
土地価格:700~1200万円 坪単価:15~20万円/坪
【甲州市】
土地価格:500~1000万円 坪単価:10~15万円/坪
【北杜市】
土地価格:500~700万円 坪単価:5~7万円/坪
【韮崎市】
土地価格:500~1000万円 坪単価:5~10万円/坪
【南アルプス市】
土地価格:600~1000万円 坪単価10~15万円/坪
【富士吉田市】
土地価格:800万~1100万円 坪単価15~25万円/坪
土地価格:700万~1000万 坪単価15~20万円/坪
(家づくり学校調べ)
土地の広さ
山梨県で土地を購入して注文住宅を建てる場合、その土地面積は平均で約317㎡(95坪)です。全国平均が226㎡(68坪)なので、比較的広めの土地が売られていることがわかります。都心部では土地が狭いため、建てることが難しい平屋なども、広めの土地であれば建てることができます。
(出典・引用:住宅金融支援機構 2021年度利用者調査)
3.山梨県の気候
山梨県は海岸から離れているため県内のほとんどの地域は内陸気候です。
甲府市、南アルプス市、笛吹市など県内の中心部が盆地なので、夏は蒸し暑く、冬は厳しい寒さになります。また、首都圏より標高が高いということもあり、真冬は毎朝、氷点下の厳しい寒さになります。
山梨県の省エネ基準地域区分
「省エネ基準地域区分」とは、日本の各地域でどれくらいの断熱性能が必要なのかを国が定めたものです。地域区分は市町村単位で「1~8」の8つの基準に指定されており、求められる断熱性能が異なります。数字が小さいほど寒い地域、大きいほど暖かい地域になります。
例えば、寒い地域である北海道が1や2の地域に指定され、南下していくにつれて地域の数字は大きくなり、東京や大阪など主な都市部では5~6地域が多くなり、最終的に暖かい地方である沖縄の8地域に指定されています。
山梨県は3、4、5、6地域にあたります。
甲府市や南アルプス市、笛吹市は5地域、北杜市の大部分4地域にあたり、首都圏に比べると夏暑く、冬寒いと言えます。
山に囲まれた盆地の形状をした山梨県で快適なマイホームを建てるためには、山梨県の特徴を踏まえた、夏の暑さや冬の寒さの対策が必要になります。
4.山梨県の注文住宅の相場は?
土地を購入して家を建てる場合、全国平均で土地の購入に約1445万、建設費に約3010万かかっています。山梨県では土地の購入に約770万、建設費に約2870万かかっています。(出典・引用:住宅金融支援機構 2021年度利用者調査)
甲府市は山梨県の中でも人気エリアではありますが、土地価格が安い分、建物にお金をかけることができます。
(出典・引用:住宅金融支援機構 2021年度利用者調査)
5.山梨県での家づくりのポイント
山梨県の多くは「夏暑く、冬寒い」盆地特有の気候であることから、夏の暑さや冬の寒さを防ぐため、断熱性能の高い家にすることがポイントとなります。断熱性能の高い家にすることで、快適に過ごせるだけでなく、冷暖房費などの光熱費を抑えることにも繋がります。
6.山梨県での家づくりの第一歩は?
「そろそろマイホーム!」と思い立つも、なにから手を付ければいいかわからない…これは誰もが最初にぶつかる疑問です。まずは家づくりの流れから無理のない予算の考え方、住宅会社ごとの違いや目安価格、住宅会社の見極め方、土地探しのコツ、最新の住宅トレンドなどの基本知識が身につけば、自分たちがどんな家づくりをしたいのかも見えてきます。正しい知識をつけたうえで住宅会社を見学した方が質問なども的確にでき、得られるものも多いです。家づくりの後悔の多くは「知らずして選択した」ことに原因があると言われています。満足いく家づくりを叶えるべくまずはしっかり基礎知識を身につけましょう!
家づくりはまず、大切なことを知ることから。家づくり学校甲府校では、山梨県で納得のいく家づくりができるよう、個別相談やセミナーを無料で実施しています。
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