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コロナ禍を経た今、求められる住まいの新トレンドとは?

コロナ禍を経た今、求められる住まいの新トレンドとは?|イメージ

新型コロナウイルス感染症の拡大から2年以上。

 

生活様式の変化に伴い、住環境も様変わりしました。コロナ禍を経て、「家」は単なる寝食の場から、仕事や勉強をし、趣味を楽しみ、人生を豊かにするための場となり、”暮らしの質”を高めることにより重点が置かれるようになってきています。

 

ニューノーマル時代にはどんな住まいが求められているのでしょうか?

 

1.生活と仕事を両立できる家に

2.ウイルスを持ち込まない「衛生動線」

3.「ワークスペース」が暮らしに定着

4.リビングでの過ごし方が多様化

5.家族で料理できるキッチン

6.趣味を楽しむ空間

7.内と外のつながり

8.快適&省エネな室内環境

9.生活ストレスのない動線設計

10.最適な暮らし方を見つけよう

「生活」と「仕事」を両立できる家に

内閣府が18歳未満の子を持つ子育て世代を対象に、2019年12月(コロナ感染症拡大前)と比べて家族と過ごす時間が変化したかどうかを調査したところ、直近の2021年9月~10月では「大幅に増加」と答えた人が7.5%、「増加」が14.4%、やや増加が27.0%と、「増加した」と感じている人が約半数を占めるという結果になりました。家族と過ごす時間の増加に伴って家事や育児の時間も増えており、男性で38%、女性では43.9%が感染拡大前より増加したと回答しています。

 

 

今後もテレワークなどで在宅での働き方がある程度定着するならば、「仕事」と「子育て」を両立でき、長時間、家族と一緒にいても快適に過ごせる住まいにすることが大切です。

汚れやウイルスを家に持ち込まない「衛生動線」

コロナ禍により習慣化された”帰宅時の手洗い”。衛生意識の高まりから、玄関そばに洗面台を設けたいというニーズが増えています。

 

 

玄関ホール内や玄関からリビングなどの居室に行くまでの動線上に設ければウイルスや汚れを持ち込むリスクも減らせるほか、来客も使いやすくなります。

 

また、外出着やカバンなど外の人やモノと接触したものはリビングに持ち込みたくないもの。洗面台と同じく玄関に設けたいものとして収納場所のニーズも高くなっています。よく見られるのは、玄関から外出着もかけられる広めのシューズクローゼットを通り、洗面台へ向かうという動線。

 

 

さらに、帰宅後の入浴を習慣化している家庭では、玄関から浴室に直行できる動線にしたいというニーズも多いです。

 

帰宅時の手洗いのために洗面台を設けるのはコスト的にもスペース的にも難しい…という場合によくみられるのが、トイレを玄関近くに配置し、手洗い器を外に出すことで帰宅時の手洗いにも使えるようにしたスタイル。

 

 

また、玄関近くに洗面化粧台を配置するスタイルもよく見られます。帰宅時の手洗いや日常的な洗顔、身支度が1か所ですませられ、効率的かつコストも抑えられます。

 

 

使い勝手やコストを考慮し、自分たちにとってベストな配置や設備を検討しましょう。

テレワークで生まれたニーズ「ワークスペース」が暮らしに定着

コロナ禍でのテレワークで急激にニーズが高まったワークスペース。家の中で仕事場所を確保するのに苦労した人も多く、新築時に取り入れるケースが増えています。

 

 

2021年秋、内閣府がテレワークのデメリットを調査したところ、コミュニケーション不足など対会社的な要因のほか、16.3%が「在宅では仕事に集中することが難しい住環境」を挙げています。「仕事と生活の境界が曖昧になることによる働きすぎ」や「同居する家族への配慮が必要」などの声も多いです。自宅で「仕事」と「生活」を両立できるような住まいが求められています。

 

ワークスペースと一言で言っても、オンライン会議を行うために家族のいるリビングから離れた、もしくは防音性の高い個室が欲しいという人もいれば、子供の面倒を見ながら隙間時間で仕事ができるスペースをリビング内に確保したいという人もいるでしょう。

 

 

在宅勤務はそれほど多くないけれど、いざ必要になった時のためにと、階段下スペースや小屋裏、2階ホールにオープンなデスクコーナーを設けるケースも多いです。

 

 

仕事だけでなく子供の勉強やパソコン作業、家事など、家族全員で多目的に使えて無駄もありません。

リビングでの過ごし方が多様化

これまでリビングには家族が集まれる広さや居心地の良さが求められていましたが、コロナ禍で家での過ごし方が変わったことやスマートフォン、パソコンなどのデジタルモバイル機器が普及したことにより、家族が集まって一緒にテレビを見ていた時代とはリビングの在り方も変わりつつあります。

 

 

例えば、リビングにいてもご主人はタブレットで映画鑑賞、奥様は動画で趣味を満喫、子供たちはゲームをして…といったように、家族それぞれが別のことをして過ごしているという状況も珍しくなくなりました。

 

 

そうなると、リビングのつくりも、これまでのように中心にテレビとソファがあって…というものから、スタディスペースや畳コーナー、ファミリーライブラリーなど、一人の時間を過ごせる”居場所”を各所に設け、家族とのつながりを感じつつも個々の過ごし方ができる多機能な空間へとシフト。

 

家族団らんの場はダイニングへと移り、キッチンとダイニングを家の中心に据えたプランニングも多くなってきています。

家族で料理ができるキッチン

家族が一日中、家にいると大変なのが食事の準備。買いだめや通販の利用が増え、食料品や生活用品を大量にストックできる大容量のパントリーなどの収納スペースのニーズも高まりました。

 

 

↑ダイニングとキッチン、パントリーを一直線に配置。家事効率を考慮したすっきりとした動線を実現

 

↑パントリー内にはロボット掃除機の基地も

 

↑通路幅の広いキッチンでは家族で料理も楽しめます。奥には大容量のパントリー!

 

また、おうち時間で家族が一緒にキッチンに立つ機会が増えたことで、キッチン自体のニーズも、これまでのような家事の負担を減らすことを主に考えたものから、複数人でも使いやすい広さや機能性を持つものへと変化しています。家族で一緒に料理をすることで、おうち時間が長くなったことのストレスを軽減できた、という声も。

 

趣味を楽しむ空間

コロナ禍では家は単なる生活の場から人生を楽しむ場へと意識が変化しています。

 

ガレージやDIYができる土間スペース、トレーニングや楽器演奏を楽しめる部屋やプライベートシアター、蔵書に囲まれて過ごせるライブラリーなど、そのカタチは様々です。

 

↑バイク好きなご主人の念願だったというインナーガレージ

 

↑DIYを堪能できる土間スペース。家族の存在を感じながらも趣味を楽しめますね

 

↑自宅で映画を本格的に楽しめるプライベートシアター。防音対策もバッチリです

 

より楽しく豊かな気持ちで過ごしたいというニーズが高まり、趣味の空間を設ける家が増えています。

内と外のつながり

外出自粛で注目を集めたのが庭やウッドデッキなどの屋外空間。

 

 

室内にこもっていては大人も子供もストレスがたまるもの。庭やデッキ、ベランダや屋上スペースなどのアウトドア空間があればBBQや子供のプール遊びなど、家族と楽しむ時間を気軽に持つことができます。

 

 

また、リビングの一部を土間にしたり、玄関からつながる土間とリビングを隣接させるプランも増えています。土足のまま気兼ねなく過ごせる土間ではガーデニングや自転車のメンテナンスなど趣味を楽しんだり、天気を気にせず子供と遊んだり…。

 

 

外とのつながりも生まれ、よりアクティブな暮らしが実現できます。

快適&省エネな室内環境

在宅時間が長くなったことで、室内の暑さ寒さや光熱費が気になり始めたという声も多いです。

 

 

快適かつ省エネな室内を実現するには、建物の断熱・気密性能を高めることが不可欠です。間取りだけでなく性能面もしっかり考えましょう。

生活ストレスのない動線設計

在宅時間が長くなると増えるのが生活ストレス。ちょっとした家事の手間や部屋の移動にかかる時間や動きづらさも積み重なれば大きなストレスに、コロナ禍を経て、これまで以上に「家事が楽になる動線」「生活しやすい家」といった要望が大きくなっています。

 

 

生活ストレスを減らすには、とにかく移動距離を短く、コンパクトにすること。

 

例えば、家の中をぐるりと回れる「回遊動線」。実は、断熱・気密性能を高めると、部屋を仕切る壁が減らせてひとつながりの空間が実現できるので、家の中に行き止まりが少なくなり、自然に回遊動線が生まれます。

最適な暮らし方を見つけよう

時代とともに生活様式やトレンドは変わっていくものですが、コロナ禍により「家」を取り巻く環境は劇的に変化しました。今後、コロナの状況が落ち着いたとしても、いつどんな風に今回のように社会環境が変わるとも限りません。これからはそういった情勢の変化、生活様式や働き方の多様化にもフレキシブルに対応できる住まいにすることが大切です。

 

この記事に載っていない内容でも、悩んでいることや不安に思っていることがあれば、遠慮なくご相談くださいね。家づくり学校では、無料のセミナー・個別相談を随時受付中です。

 

 

 

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