新築住宅の新ルール「省エネ基準」知ってますか?

新築住宅の新ルール「省エネ基準」知ってますか?|イメージ

今、日本では住まいの省エネ化が進められています。2020年にすべての新築住宅に義務化される予定だった「省エネ基準」については、現在の省エネ基準への適合率が低いことや消費税増税による購入者の負担増、市場への影響などを考慮し、戸建て住宅などへの義務化は見送られましたが、住宅の省エネ化はこれからの必須課題。国土交通省は省エネ基準への適合可否を設計時に建築士が施主に説明することを義務付ける制度を創設し、2021年4月頃から施行する予定です。つまり、義務ではないものの、今後は実質的に省エネ基準の適合は必須となるでしょう。

これからの家の必須条件である「省エネ基準」について紹介します。

 

  1. 省エネ基準とは
  2. 省エネ住宅のメリット
  3. 省エネ基準、その気になる中身は?
  4. 2020年以降、クリアすべき基準値

省エネ基準とは

地球温暖化が世界的な問題となっている今、日本でも省エネへの取り組みが求められています。中でも家庭部門のエネルギー消費量については増加傾向にあり、住宅の省エネ化が急務となっています。

 

 

2021年4月頃から適合可否の説明が義務化される「省エネ基準」は、今後、最低限クリアすべき条件と言えるでしょう。

 

また、国の計画では、同じく2020年には、省エネ基準を大きく上回る省エネ住宅、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)が日本のスタンダードな住まいとなります。

 

すでに多くの住宅会社が省エネ基準を標準でクリアしています。省エネ基準適合住宅はもちろん、ZEHなど、より省エネ性の高い住宅がこれからの主流となるでしょう。

省エネ住宅のメリット

省エネ住宅が日本で主流になってきていることは前述の通りですが、ここで改めて省エネ住宅のメリットについて考えてみましょう。

 

省エネ住宅のメリット

 

住宅の断熱性能や日射遮蔽性能が向上すると、冷暖房のエネルギー消費量を抑えられて省エネになるだけでなく、他にもメリットがたくさんあるんです!

 

  • 夏涼しく冬暖かい室内で快適に過ごせる
  • 家全体の室温差が少なくなることで、ヒートショックなど家庭内での健康被害を防げる
  • 結露やカビによる健康被害を減らせる
  • 結露で建物が劣化するのを抑制できるので、住宅が長持ちする

 

省エネ住宅

 

2016年4月には、ラベル等で建物の燃費性能を表示する制度がスタート。

 

国土交通省のガイドラインに基づく第三者認証制度の一つBELS(ベルス)や、ドイツ生まれのエネルギー指標エネルギーパスの普及も進んでいます。

 

車や家電と同じく、住宅もその省エネ性能を「見える化」し、誰もがわかりやすく比較して選べる時代になっているんですね。これが一般化することで、将来的な「住宅の資産価値」も見える化されることになります。

 

省エネ基準、その気になる中身は?

ポイントは「断熱性能+日射遮蔽性能+省エネ設備の導入」

Ua値

 

省エネ住宅にするには、断熱性能、つまり、「外気温に左右されず少ないエネルギーで室温を一定に保てる家」にすることが大切。

 

でも、どんなに断熱性能が高くても、使う設備機器の省エネ性が低かったら、住宅の消費エネルギーを減らすことはできませんよね。

 

そこで、省エネ基準では、一定の断熱性能の基準「UA値」と夏に熱を侵入させないための日射遮蔽性能の基準「ηA値」をクリアした上で、冷暖房・換気・給湯・照明などに省エネ性の高い設備機器を導入して、家全体の消費エネルギー量を基準値以下にしなければいけないとしています。

2020年以降クリアすべき基準値

日本は地域によって気候に差があるため、クリアすべき基準値も一律というわけにはいきません。

 

そこで全国を8つの地域に分け、地域ごとにUA値とηA値、一次エネルギー消費量の基準を定めています。寒冷地ほどUA値の基準値が厳しく、温暖地ほどηA値の基準値が厳しくなります。

 

■地域ごとに定められた外皮の基準値

25年度基準

※UA値は数値が小さいほど断熱性能が高く、ηA値は数値が小さいほど省エネ性が高いことを表しています。

省エネで快適な住まいにするために

いかがでしたか?

 

これから建てる方にとって「省エネ基準」は知らないではすまされない家づくりの新ルールです。ポイントをしっかり押さえて、後悔のない家づくりをして下さいね。

 

今回の記事を読んで、もっと詳しく知りたい、よくわからなかったので説明を聞きたい、という方はぜひ家づくり学校の無料相談をご利用ください。

 

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